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熱中症対策の神髄は?

  • 執筆者の写真: Bio Sinfonia
    Bio Sinfonia
  • 8月11日
  • 読了時間: 9分

更新日:8月15日




巷で言われている熱中症対策には、とてつもなく大きな盲点があります。


究極の盲点は、「熱中症対策」の神髄は「化学物質対策」であるということ。


気温が高くなるにつれて、寒い季節や涼しいシーズンにはそれほど影響がなかった潜在的な化学物質でさえ、環境中にどんどん放出されるようになります。


そのため、室内外で私たちが吸い込む「有害化学物質の総量」は、まさにこの蒸し暑いシーズンに自然と爆上がりするようになっています。


それに加えて、気温が高くなるシーズンは、農業界でもご家庭においても、殺虫剤・除草剤・防虫グッズ・さまざまな虫よけ商品など、ありとあらゆる薬剤の消費量が幅広く爆増するシーズンにもあたります。


現代日本の夏は、「ただ暑い」のではありません。


私たちが置かれている環境は、「夏澄んだ空気」ではなく、夏という状況の中におびただしい数の有害化学物質がひしめき合っている状態です。


しかも、秋・冬・春のシーズンには室内外に落ち着いていた潜在的な有害化学物質も、夏場の気温上昇とともにさらに空間中に放出されるようになっていきます。


気温の低いシーズンであれば平気で過ごせていた方でも、気温が高くなれば自分が吸い込む空気中に放出される化学物質の総量に体が耐え切れなくなり、徐々にぐったりとしてきて、そのまましばらく動けなくなったりする現象があります。


まさに、熱中症の症状と瓜二つです。


表面的に見れば、「熱中症」という診断名に分類されてしまう症状のオンパレードかもしれませんが、実際にはそれを引き起こす「引き金」にあたるものや「根本原因」にあたるものがほかにもあるということ。


この現象は、「ベイクアウト」という建築分野の手法を考えてみれば、一発で理解できます。


人体に悪影響となる揮発性の有害成分は、気温が高くなるほど空気中に出ていきやすくなる性質があります。この性質を利用し、建築分野では有害化学物質の「あぶり出し」が行われることがあります。


例えば、ヒーターやエアコンなどの暖房を駆使して、人為的に「真夏のような高温状態」をつくり出し、室内の化学物質を空気中に放出させるという方法です。


これにより、あからさまに顕在化していた有害物質はもちろん、一見そこにあるとは分からないような潜在的な化学物質も、強制的に空気中に放出させやすくなります。


これが「ベイクアウト」と呼ばれ、シックハウス対策にも活用されています。


ベイクアウト中の空間に立ち入れば。人間は具合が悪くなりますので入ってはいけませんが、しかし、これは現代日本の真夏の住環境の縮図にそっくりとも言えるでしょう。


それくらい、今日の日本の空気環境は、有害化学物質がひしめき合っています。


何かちょっとしたものを購入しただけでも、誰かが放ったマイクロプラスチックが表面にべっとりと付着してくるような状態です。


それをそのままお部屋の中に持ち込めば、そんなマイクロプラスチックが次々とお部屋の中に蓄積していってしまうほど。


現代のケミカル製品は、まるで粒子状の接着剤です。


そんな極小の接着剤のバブルの中に、さまざまな合成香料や殺虫成分・抗菌成分などが抱き込まれており、しかもそれが昔よりもはるかに容易にあちこちに沈着しては、恐ろしいほど長く残留する性質へと悪質さが研ぎ澄まされてきました。


お家の経年劣化によって、せっかく建材そのものの有害物質が減少していたとしても、あとからあとから次々に新しい化学物質がお家の中へと取り込まれてしまうのが、この現代日本の悩ましい空気事情です。


ですので、気温が高くなれば、自然とさまざまな化学物質が室内外の空気中にひしめき合うようになり、呼吸が苦しくなってしまうこともあるでしょう。


ぐったりして意識が遠のく‥まではいかなくとも、気分が悪くなってきて食欲が失せたり、ふとしたときに頭がガンガン・ぐらぐらしてくることは、毎日のようにあるでしょう。


そして、それが「暑さのせいで起きている」という実感が、疑いようがないほど意識の中に固定されていることと思います。


なぜなら、「暑さ」というのは万人が手に取るようにヒシヒシと実感できる共通認識だからです。


一方で、化学物質の存在は「そこにある」とすら感じられません。


【感じられないこと】が、ほぼ万人の共通認識となっています。


ですから、化学物質は「そこにないも同然」で、あるのは「暑さだけ」という実体験の中、今この瞬間に感じている「暑さが体調不良の原因に違いない」と思うのも当然だと思います。


だからこそ、夏場の体調不良は、非常にあなどれない危ないシーンでもあります。


実際のところは、地球の自然である「夏」が人々を攻撃しているのではなく、人類がつくり出してしまったケミカル製品を「有害だ」とは知らずに乱用し続けた結果、夏場の高温状態での有害物質の蔓延が、ここまで定番化してしまいました。


しばらく前の時代から、夏場は過酷なケミカル事情となり果てていましたが、特に2021年以降に発売された新商品は、異次元レベルの深刻さです。


例えば、空気だけでゴキブリさえ殺せる新成分を霧状に広げ、「おうちを守る」などというコンセプトで、家具にも衣類にも皮膚の表面にも有毒成分の微粒子を広げてしまうオシャレな置き型商品も爆発的に普及してきました。


近年の毒物・毒光は、歯茎もよく傷むのが特徴ですね。


このようなとんでもない商品から、本来自分では使ってもいない成分「他者からの移香」まで、気温の高くなる夏場はムッとするほどの化学物質が空間中に充満しやすくなります。


この点を理解すると、有害物質の揮発量が比較的おさえられている真冬のうちから常に空気を綺麗にしておき、真夏の高温時に備えようという新たな視点が生まれてきます。


この心がけひとつで、真夏の息苦しさは、まさに天国と地獄ほどの違いが生まれてきます。


有害化学物質の除去と廃棄は、夏になってしまった今からやっても良いことではありますが、基本的には一年中こまめに行うことをおすすめします。


その場その場で、瞬時に片付けていったほうが、圧倒的に体によいです。


気温の上がる夏に備えて、考えられる有害物質は思い切って部屋から追い出し、不要なものはそもそも室内に入れないようにし、それを常に続けていくことです。


そのためにも、人間本来の優れた嗅覚を健全に保つことです。


これを実践するだけで、夏の高温時でも健やかに過ごしていられる環境が身の回りで出来上がっていきます。


実際、わが家にはエアコンが1台もありませんが、猛暑を健やかに乗り切れるのは、これらのポイントを徹底しているからです。


扇風機はありますが、愛犬のために使っていたので、今ではほとんど扇風機も使わなくなっています。


これまで25年ほど、エアコンなしで日本の酷暑に対処してきた私がたどり着いた、熱中症の背後にある本質を理解したとき、すべてが腑に落ちました。


いくら最高気温を更新しようとも、吸い込む空気が澄んでいるうちは日本の夏の気温くらいでは熱中症にはならないのですが、決まって「熱中症の症状」が出てしまうパターンがあり、それが100発100中レベルで、夏場における有害化学物質の蔓延でした。


どのような有害物質が蔓延するかは、その時々の人間の行動に左右され、具体的な理由があるわけですが、すべて高温状態の中に何らかの有害な化学物質が広がっていたことが関係していました。


この状況は、有害化学物質を感知できる体質の者にとって、まるで「火が出ていない火事」と同じです。


人間であれば、ゴウゴウと燃える炎の中では息苦しくなり、何でもいいから布やマスクのようなもので口元をおさえたくなりますが、煙や炎が激しければ徐々に意識が遠のいて体がぐったりし、「熱さや暑さ」の中で動けなくなって、命が危なくなります。


それとそっくりな現象が、「赤い炎」や「黒い煙」の代わりに、目に見えない「透明な化学物質」で起きているという夏のリアルがあります。


そんなケミカルの炎は、新しい夏が巡ってくるたび鎮火するどころか、炎の威力が日本全土を食い尽くす勢いで広がっているかのように感じられます。


空気はすべての人たちで共有しているものなので、自分だけでコントロールできない規模の何かが行われれば、私も大いに影響を受けてしまいます。


有害化学物質がコントロールできなくなると、ぐったりとして意識がもうろうとし、動けなくなるというパターンが私にも起こってきて、まさに「熱中症と瓜二つの症状」の出来上がりです。


ですが、そこで熱中症と同じ状態になったとしても、真犯人は「夏の暑さ」ではなく「夏の暑さの裏で行われた人為的な悪行があった」という側面を、個人的にはいつも痛いほど感じています。


と同時に、このような狂気が引き起こす熱中症もどきの体調不良が、常に「暑さが原因」でやられているかのように錯覚してしまうごく一般的な感覚も痛いほど理解できますし、夏の暑さを恨めしく思う気持ちもわかります。


しかし、夏を恨んでも何も変わらず、巷で言われていることをトライしてみても相変わらず息苦しいような熱中症っぽい症状に悩まされてしまうのだとしたら、それはメディアで使い古された表面的な「熱中症対策」ではどうしようもない部分に根本原因があるということです。


そんなときは、ぜひ今回の新たな視点を取り入れてみてください。


有害化学物質を排除するための考え方と着眼点については、これまでたくさん書いてきたので、以下にもリンクをまとめてみます。



✼••┈┈関連記事┈┈••✼


命の祝福(2026)

草と人間意識(2016)



※その他はセルフケア通信のトップからご覧いただけます。


✼••┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈••✼



夏場を元気に過ごすための究極のポイントとして、どうぞご活用ください!


実践することで自分と家族の健康だけでなく、たくさんの生き物たちの健康にも大いに貢献します。


すべての生命でわかち合っているこの無形財産【空気】の中に、小さな「万病の元」を振りまく習慣を、香害大国になってしまった日本からひとりひとりがやめていけたら素敵なことですね。


猛暑の中でも気持ちよく空気が澄んでいくように、あなたの夏に冴えわたるような心地良さと快適さが訪れますように。


命あるものたちの平和と健康をお祈りいたします。



2026年8月に寄せて

Bio Sinfonia




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