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  • 執筆者の写真Bio Sinfonia

愛する家族に、ネオニコチノイド?



最近、無料の動画サイトを見ていると、あまりにも可愛いワンちゃん・ネコちゃんのCMが流れてきます。


「可愛いな~」


と、ほっこり眺めていると・・・


ペットの「マダニ駆除剤」のコマーシャルだったりします。


『ミツバチの大量死』を招いているこの成分が、ワンちゃん・ネコちゃんにとって「安全性が高い」と謳われてしまうのは、一体どういうことなのでしょうか?


ネオニコチノイド系農薬は、あらゆる危険性のため、ヨーロッパ各地では大急ぎで使用禁止の流れに向かいましたが、日本では逆に規制がゆるくなり、消費が加速されてしまいました。


日本の市場では、「農業」の分野に使われるだけでなく、


・ペットの虫よけ

・ガーデニング用の薬剤

・コバエよけ

・ゴキブリ駆除剤


などにも使われていて、誰でも気軽にその辺で買うことができてしまいます。


☆参考商品としては、以下のリンクが分かりやすいですが↓

こちらに載っていない物もあるので、文末に私のまとめも添付いたします。

※2022追記:久しぶりにリンクを見たら記事が削除されていました。見れませんので文末をご参照ください!


ワンちゃん・ネコちゃんは、地面に近いところを歩くため、人間よりもマダニが付きやすいですが、その日その日で体をなでてあげて、何か付いていないかチェックし、もしマダニがついていたら、ピンセットで取り除いてあげることができます。



大切な家族に、あらかじめ薬剤をつけておかなくても、かまれたら噛まれた時の対処をすれば、物事はとてもシンプル。


逆に、薬剤だけをつけて、マダニを取ってあげない・・というのは、本末転倒です。


いくら体に薬剤をつけておいたところで、ダニにかまれる時は、かまれてしまいます。


それが、「ダニ」という生命の強さでもあります。


一方、大切な家族をなでてあげてスキンシップをしながら、ダニがいたらピンセットで取ってあげることは、われわれ人間の強さです。


愛する家族をなでなでしながら体をチェックして、もし何かが付いていたら、取ってあげるー・・


全身全霊で愛を送り続けてくれる家族に対して、人間がお返しできる、最高の愛情のカタチなのではないでしょうか。



もしも、ご家族のワンちゃん・ネコちゃんが


「なんだか元気がないな・・」

「イライラしてるな・・不安定だな・・」


・・と感じたなら、【ダニ・ノミ駆除剤】などを使っていなかったか?を、チェックされてみてはいかがでしょう?


農林水産省のリンクから色々と辿っていくと、「副作用情報」というページを閲覧することが出来ます。


副作用の例を見てみますと・・・


「イミダクロプリド」が成分の商品(ネオニコチノイド系)では、【脱毛、元気消失、半日嘔吐、全身掻痒感、腹部が赤くなる、チアノーゼ、死亡】・・などの副作用が報告されています。

このような急性症状は分かりやすい例ですが、少しずつ衰弱しながら徐々に弱っていくケースや、

じわじわと臓器が蝕まれていくケースなどは、飼い主様が「それ」と「これ」との因果関係に気づくことさえ、とても難しいかも知れません。

酷暑の中、毛皮をまとったワンちゃんたちは、人間よりもずっとずっと暑さに弱いと言われています。


その理由は、人間のように汗を出せる「汗腺」を持っていないからでもあります(※)。このような「汗腺がない」ということは、つまり『有害な化学物質を汗腺から排出することが、非常にむずかしい』ということでもあります。


(※)人間が全身に持っているタイプの汗腺(エクリン汗腺)は、ワンちゃんの体だと肉球周辺にしかありません。ワンちゃんの体表にあるのは、体温調節の働きはあまりしないタイプの汗腺(アポクリン腺)です。


ワンちゃんは夏の暑い時期や、体調が悪い時には、口からよだれをたらし気味になり、ハアハアと激しく息をきらすようになるのは、彼らの持つ主なデトックスのルートは、肛門や尿管を除けば「口から熱や毒素を逃がす」という方法に大きく頼らざるを得ないからです。


そんなワンちゃんだからこそ、私たち人間が、愛する家族をちゃんと気遣ってあげたいですね。


(もちろん動物だけでなく、神経毒グッズをやめていただけると「化学物質過敏症」の人間の方々も、たいへん救われるという現実があります。ご協力いただけたらとても嬉しいです。)



それでは以下、ご参考ください。


===商品名====


<ネオニコチノイド系>

・アドバンテージ(成分:イミダクロプリド)

・フォートレオン(成分:イミダクロプリド)


<フェニルピラゾール系(※)>

・フロントライン(成分:フィプロニル)

・マイフリーガード(成分:フィプロニル)

・プラク‐ティック(成分:ピリプロール)


※・・「シロアリ駆除剤」や「ゴキブリ駆除剤」と同様の成分。

フランスではミツバチの大量死の原因として、2004年に販売禁止になっています。

ネオニコチノイドと同様、浸透性の殺虫剤です。

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。

心より感謝を込めて。


---Bio Sinfonia---


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