切実に、知っていただきたい事
- Bio Sinfonia
- 2014年11月13日
- 読了時間: 2分
更新日：2月5日
第３の洗剤「ジェルボール」というものを、ご存知でしょうか？ http://www.sankei.com/premium/news/150426/prm1504260006-n1.html
洗剤の香りがお好きな方には、大変申し訳ありませんが、どうしてもお伝えしたいことがあります。
日本で販売されている “第３の洗剤” は、たいへん強力な化学物質に加え、通常の２倍以上からなる高濃度の「石油系合成香料」が配合されており、軽度～重度の化学物質過敏症患者（以下、ＣＳ）にとって、ほんとうに絶望的な存在なのです。
香りつき洗剤・柔軟剤の注意点として 『香りの好みは人それぞれで、個人差があるので気をつけましょう』 といったコメントを、よく見かけます。
けれども、ＣＳ患者にとっては、「好き・嫌い」の問題ではないのです。
「気にする・気にしない」の問題でもなく、気合いで何とかなる問題でもありません。
それは、肉眼では見えない「小さな物質」によって引き起こされる、肉体の化学反応なのです。
その反応は、
・体のしびれ
・強い倦怠感、
・ひどい頭痛
・ひどいめまい
・脳の異常
・思考停止
・記憶障害
・ふるえが出るほどの体温低下
・手足の麻痺
・感覚の異常
・・・等々 その他たくさん、地獄のような苦しみに際限がありません。
それほどまでに、ＣＳの症状は「苦しい」の一言では言い表すことが出来ないのです。
（ですから、私は「もうひとつの薬物問題」と呼んでいます）
私自身、この体質を体験する前は、何だって気合いで乗り越えてきたようなタフな人間でしたし、病気に関しても、「どんな病気も本質的には意識の問題」という風に捉えているところがありました。
けれども、自分が重度のＣＳになり、「ほとんど誰にも理解されない」という状況になってみて、目に見える世界が変わってきました。
「ＣＳ」という生命の性質は、社会の中で生き抜く道を必死に見つけようにも、それが非常にむずかしい生命形態です。
空気が澄みわたり、水がきれいになって、大地が健やかになれば、ＣＳ患者は、普通の人たちと何ら変わらない「元気で健やかな人間」として、生きていくことができます。
けれども、地球が十分な美しさを取り戻すまでには、もう少し時間がかかります。
ですから、みなさんの優しさで、
できる範囲で、その一つ一つの選択で、
どうか私たちを助けてください。
心より、お願い申し上げます。
---Bio Sinfonia
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