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2.分かち合い


「分かち合い」という美しい言葉があります。

あなたはこの言葉の響きを聞いて、何をお感じになるでしょうか?

自分がたくさん持っているものを、持っていない誰かにおすそ分けすることでしょうか?

知恵や喜び、痛みや涙を分かち合うことでしょうか?

仲間と共に、時間や空間を共有することでしょうか?

どれもこれも、素敵なことばかりですが、今日ここでお伝えしたい「分かち合いの真髄」は、たったひとつです。

それは「あなたが、あなたで在る」ということです。

これが、この世界に存在する『最大限の分かち合い』です。

それぞれのありのままの存在が、この世界の豊かな多様性を創っています。

違うもの同士が学び合い、気付き合い、尊重し合い、高め合い、原点回帰するチャンスを創り合っています。

どんなに厳しい問題も、『問題として存在する』ことで、豊かさを与えてくれています。

あなたは、そのまま『ありのままのあなたで在る』ことによって、この世界体験に最大限に貢献しています。

ですから、あなたが「ここがダメだ」と思っている事や、欠点や弱点だと思い込んでいる事も、それはこの世界創造においては最大限に貢献しているという事になります。

あなたにとって「よくない」と思えることでも、誰かの何かに貢献しているということです。

そして、あなたの歩む道のり、その成長過程、その変容過程、そのすべての瞬間が、あなたが『ありのままのあなた』で在ることによって、素晴らしく完璧に成り立ち、次の瞬間である「今」「今」「今」を、完全なものにしていきます。

たとえあなたが「相手に迷惑をかけてしまって申し訳ない」と思っていることでさえ、それによって周囲に学びやチャンスを与えているのだということを、心のどこかで覚えておいてください。あなたの存在は、『恩寵』なのです。

どうぞ自信をもって、ありのままの自分をやってください。

間違わないように、迷惑をかけないように‥と気をつけてばかりいるのは、やめましょう。自分が自分でなくなり、疲れ果てていくだけです。

真の「分かち合い」は、あなたを疲れさせたり、エネルギーを枯渇させるようなベクトルは持っていません。

分かつことで、『真の豊かさ』が内側で増幅し、確かなものになっていきます。

豊かさが「確かだ」などと言うのは変わった表現かも知れませんが、「増える/減る」という表現のほうが、本来の豊かさにとっては誤解を招きやすい表現です。

増えたり減ったりというのは、まるで何かを数えるような表現ですが、そういったことは真の豊かさとは関係がありません。

なぜなら豊かさとは、『あなたの無限の領域』に息づく“実感”であるからです。

"確かな実感"こそが、"確かな豊かさ"そのものです。

モノも場所も関係ありません。

他者からの承認や、物的証拠も必要ありません。

あっても、なくても、それらはどちらでもよいことです。

ただ一つ必要なのは、それらを実感する器である『あなたという存在』です。

どうか今日も精一杯、分かち合いをやってください。

『あなたが、あなたで在る』 ということに、誠実でいてください。

どんな時も、あなたが何かを与えようとする時はいつも、

それを受け取る“一番最初の相手”として、『あなた自身』がそこに存在しています。

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