「シェディングの正体はホルムアルデヒド」って本当?---デジタル化されつつある思考に人間力を取り戻そう
- Bio Sinfonia
- 2023年5月28日
- 読了時間: 47分
更新日:2月5日

人間は、ちょっと体調が本調子ではないだけで、精神的にも不安定になりやすい生き物です。
現代社会には、空気中にありとあらゆる有害物質があふれているせいで、「さっきまで調子がよかったのに、外出したら具合が悪くなった」「電車に乗ったら、頭が痛くなってきた・・」などの、目まぐるしい体調の変化が起こりやすいものです。
特に、今の社会では、様々な形の神経毒が私たちの暮らしの中に入り込んできているため、人の精神が不安定になりやすい状況に置かれています。
そして、そんな風に体調が悪い方に傾いた時こそ、不安な気持ちと共に、様々な「疑い」が頭をもたげてくるのではないでしょうか。
「これって、ウイルスのせいでは?」
「これが、シェディングなのかも。」
と。
あまりにも体に悪影響を受ける機会が多すぎると、「ウイルスがない」「感染がない」という現実を、ますます受け入れられなくなってしまうのではないでしょうか。
不安や恐怖に気持ちが傾くと、ネットで見た情報が、記憶の中で再燃し、
「あぁ、これが・・シェディングってやつかも」
という結論に持っていきたくなるのが、人間の心理かも知れません。
そして、こうしたよく分からない体調不良に陥りがちな時、どうしても現代人が頼りたくなってしまうツールが、「数値」や「計測」や「検査」などの、デジタル機器による診断ではないでしょうか。
ロボット頼みのデジタル診断は、PCRなどの医療機器だけでなく、様々な身近な小型機器にも言えることです。
近年、私たち一般人でも、よく使うようになったものと言えば、「電磁波測定器」や「PM測定器」や「ホルムアルデヒド測定器」などではないでしょうか。
デジタル画面に数値が表示されると、「これなら説得力がある!」と感じられそうですよね。
しかしながら、デジタル機器に依存するだけでなく、その解釈まで誤ってしまうと、不安や恐怖を増幅させる道具になってしまいます。
今回は、『デジタル機器の解釈』という観点から、しばらく前に話題になった、
「シェディングの正体は、ホルムアルデヒド」
という説を考察してみたいと思います。
今回のケーススタディとしては、「YouTube」にて『ホルムアルデヒド測定器』を取り上げていらっしゃった、以下の動画を参考にさせていただきます👇
※算数のミスだと思いますが、「17倍」と書いてある部分が、実際には『15.5倍』ですね。
こちらをまだご覧になっていない方は、一度見て頂いてから読み進めていただくと、内容がよく分かると思います。
それでは、これから5ステップでお話していきます。
そして、ラストには「シェディングとは何か?」についても、まとめていきます。
いつもより長いので、1日1ステップずつ読み進めてもいいかもしれませんね。
それでは、いってみましょう!

【ステップ1】
まずは、間違いのないように、この動画内で語られている言葉をそのまま抜粋させていただくと・・
「なんか、打ったぞっていう人が来る度に、こういう数値になるんですね」
と言ってらっしゃいますね👇
つまり、
【ワクチンを打った、という感じがする人が近くに来ると、ホルムアルデヒド測定器の値が高くなり、この数値からしても、シェディングが起きていることが分かる】
という内容を、お話しているかと思います。
・・・
さて、この見解について、まず「あなた自身」は、どう思われるでしょうか?
この記事の解説を読む前に、まずは「自分の考えはどうなのか?」という部分を、ありのままに見ていくことが、非常に大切なステップになります。
そうでないと、『自分の感じ方や考え方』を自覚することができません。
自分の内面に向き合う前に、他人の考えや外部情報をパッと取り込んでしまうと、自分の内側を見つめる機会が失われてしまいます。
すると、
「自分で自分のことがよく分からない」
という、ぼんやりした感覚が助長されるようになり、「誰を信じていいか分からない」という心理状態に陥りやすくなってしまいす。
「誰を信じていいか分からない」
というお悩みは、現代では非常によく聞く言葉の一つになってしまいましたが、本来「誰を信じるのか?」は、重要ではありません。
大切なことは、自分の目の前にある体験を通して、自分自身が学んでいくことです。
自分が学ぶという体験を介在させないまま、「この人を信じるか‥信じないか‥どっちかな」と揺れているのは、『学び』ではなく、別の心理現象です。
ですから、まずは情報を的確に精査・分析してみること。
そこから、自分なりに判断してみること。
それらが「難しすぎるな‥」と感じる場合は、最低限、自分が純粋に思ったことを拾い上げ、現時点で考えられることを整理し、それを『自分の言葉』で表現していくことが、とても大切なプロセスになります。
これらを続けていくことにより、「誰を信じるのか?」という観点は重要ではなくなり、物事の焦点ですらなくなっていきます。
こうした人間らしいステップを踏むことが、自分の頭の中までデジタル化・ロボット化されずに済む方法です。
ですので、この記事の続きを読む前に、まずは「自分が感じたこと・考えたこと・思ったこと」を確認してみてくださいね。
「くだらない事かも‥」と思うようなことでも、「些細なことなんだけど‥」と思うようなことでも、結局はそういった感覚を拾い上げていくことが、実はとても大切なことです。
サッとメモ書きしておくのもいいですね!

それでは続いて、この理論を詳しく見ていきましょう。
まず、ホルムアルデヒドの数値が高いからといって、それが「人の体から出た排出物で、シェディングのせいである」と考えてしまうのだとしたら、それはなぜなのでしょうか?
そもそも、「人の周りにホルムアルデヒドが高濃度で漂う原因」や「数値が高く出てしまう理由」は、無数に存在します。
それなのに、いきなり
「このホルムアルデヒドは、シェディングだ」
という、非常に狭い観点へと結論を絞り込んでしまうのは、どうしてでしょうか?
もしかしたら、その理由は、
「体調が悪くて不安でいっぱいの中、シェディングの概念が巷で叫ばれていたから・・」
という理由ではなかったでしょうか?
もしそうだとしたら、
「体調が悪くて不安でいっぱいの中、テレビで怖いウイルスがあるって言ってたから・・」
という思考回路と、同じタイプのトラップにハマっていることになってしまいます。
診断結果を告げる『PCRロボット』が、メインストリームで絶対的地位を獲得してしまっているように、私たちの潜在意識には、様々なデジタル機器に対して知らず知らずのうちに絶対的地位を明け渡してしまう癖があります。
特に、偽パンデミックのような状況下では、普段は冷静でポジティブな人でも、心と体が不安定になることで、視野が狭くなってしまいがちです。
そうなった時に、ちょうど知識まで欠落していると、「おや?おかしいぞ?」と立ち止まることができずに、あっという間にトラップの中に引き込まれてしまいます。
今回のテーマで言えば、
「そもそも、人間がホルムアルデヒドをまとっている理由と原因は、無数にある」
という知識と観点が、まるまる欠けていた可能性もあるかも知れません。
その観点に心を開くためにも、これから「ホルムアルデヒド」や「VOC」が人間に付着している具体的な原因や理由についても、合わせて見ていくことにしましょう。

【ステップ2】
まず最初に、提供されている事実を、よく確認するところから始めましょう。
「なんか打ったぞという感じの人」が来た時の数値として、以下のような画像が提供されています👇
確認のため、具体的な数値もよく見てみましょう。
※ここで、こうした測定器が「非常に不安定で狂いやすい」という側面や、「そもそも正確ではないかも知れない」などの観点を出してしまうと何も語れなくなるので、ここでは「あくまで器機の結果は正確である」という前提で、お話を進めていきたいと思います。
ここで、数値についてフォーカスする前に、「これが一体、何の数字なのか?」を理解しておかないと、本当ならば、この測定器の意味も、動画の意味も、よく分からないはずです。
そのためにも、まずは用語の意味を理解しておく必要があります。
「ホルムアルデヒド」については有名なのでご存知かもしれませんが、「VOC」の意味をきちんと把握しているでしょうか?
「VOC」というのは、揮発性有機化合物(Volatile Organic Compounds)の略称です。
大気中で気体状になる性質(=揮発性)を持つ「有機化合物」のことを、そのように呼んでいます。
上から2番目の表示は、「”T“VOC」となっていますが、「T」というのは「Total=トータル」、つまり『総量』という意味です。
ですから、『”総”揮発性有機化合物』の値が、上から2番目に表示されているわけですね。
※説明のために文字を入れさせて頂きました👇

ここで見落としてはいけないポイントは、『”総”揮発性有機化合物』の割合が、非常に高くなっているということです。
具体的な数値としては、
・ホルムアルデヒドの数値⇒1㎥あたり「0.342mg」
・揮発性有機化合物の総量⇒1㎥あたり「2.552mg」
となっていますね。
つまり、ホルムアルデヒドの上昇に加えて、ホルムアルデヒド以外の「何らかの揮発性有機化合物」が、高い値を示していることが分かります。
・・・
ここで、もう一つの大前提として、
「揮発性有機化合物って、どんな物質?」
というのを理解しておかないと、この測定器の意味も、この動画の意味も、よく分からないはずです。
以下の表は、全ての『揮発性有機化合物』ではないですが、排出量の多い順から「主な揮発性有機化合物」が記載されています。99番目には「ホルムアルデヒド」も載っていますね👇
◆揮発性有機化合物(VOC)に該当する“主な”物質


動画内で紹介されていた機器の名称が「ホルムアルデヒド測定器」とのことなので、つい「ホルムアルデヒド」にばかり気をとられがちですが、測定器の値はホルムアルデヒド以外の『揮発性有機化合物の総量』が、非常に高くなっていたのが見過ごせないポイントでしたね。
ホルムアルデヒドが「0.342㎎」なのに対して、総揮発性有機化合物は「2.552mg」もあるわけですから、かなりの量を占めています。
なので、
「シェディングの正体はホルムアルデヒド!」
という論調がネット上にあふれたようですが、「何の値が上がっているのか?」という全体像を冷静に見ておけば、もっと広い視野で物事を見れたかもしれないですね。
「揮発性有機化合物」の例としては、トルエンやアセトンあたりが有名かも知れませんが、偽パンデミックの状況下で爆発的に利用が増えたものの中に、消毒用エタノールやイソプロピルアルコールもあります。
動画内でも、「ジムのロッカールームに行くと数値が振り切れる」とおっしゃっていましたが、イソプロピルアルコールは、ちょうど「ロッカー」などを消毒・除菌するのに最適として売られている商品にも利用されています👇
ロッカールームなどは、とりわけ頻繁に消毒がされていたので、そういった場所でVOCが非常に高い値を示すのは、当然でもあります。
念のため、全国のスポーツジム等が所属する「日本フィットネス産業協会」の新型コロナウイルス対策のガイドラインを参照してみると、 更衣室・ロッカールーム・サウナ等に関しては「⽇本サウナ・スパ会が策定した感染予防対応ガイドラインを参考にすること」と書かれており、そのガイドラインからの抜粋がこちらです👇
更衣室(ロッカールーム)のガイドラインでは、徹底した消毒を勧めており、人が触れる場所は「最低でも2時間に一回」という具体的な回数の目安も明示されています。
もちろん、「最低でも・・」ですから、もっと頻繁に行う施設もあり、某フィットネスジムの感染対策ガイドラインでは、「最低1時間に一回以上、高濃度エタノール消毒での消毒を徹底し、可能な限りの頻度で行う」ということを宣言されていました。
このエタノールも、「VOC/揮発性有機化合物」の代表選手ですね。
また建物の構造上、ロッカールームは天井が低めで、窓もないのが一般的なので、いくら換気を試みても、VOCの濃度は高くなりがちな場所です。

いかがでしょう?
こうした観点を、たった一つでも取り入れてみると、「確かに数値は跳ね上がるなぁ」という、当然のような現実も、立体的に見えてくるのではないでしょうか?
また、ワクチンを打っていらっしゃる皆さんは、自宅でも外出先でも、積極的に消毒や除菌を行う傾向にあるので、このような有機溶剤の成分が体の周囲に漂っているのは、至極当然のことです。
通常の消毒に加えて、携帯用の消毒アイテムを持ち歩いている方も増えました。
小さなスプレーボトルはもちろん、以下のようなシートタイプの商品をバックの中に入れておき、電車で座った時に取り出したり、どこかの待合室で座った時にサッと取り出して、手指や持ち物を拭き始める人も、たくさん増えた時期でした👇
つまり、除菌や消毒を日常的にやっている人が近くに来れば、そのような数値が跳ね上がるのは普通のことでもあります。
そして、こうした物質が、衣類の柔軟剤や洗剤の香り、化粧品臭、防虫剤や虫よけ商品、デオドラントスプレーやファ●リーズなどの様々な化学成分と混じり合うことで、絶妙に気持ちの悪い毒素のエアーカクテルとなって、人体の周囲を浮遊している状態です。
こういった人とは、道で一瞬すれ違っただけでも、化学薬品系のにおいが漂ってきますし、電車で隣になれば薬品臭が漂ってきて、ご本人が電車から降りた後も、しばらく激臭が漂っていたりしますよね。
こうした何とも言えない嫌な臭いを感知する体験ー・・、
つまり、体調を不安定にさせる様々な毒素臭を感知する体験を「シェディングだ」と決定してしまっている方も多いのではないでしょうか?
シェディングとは、あくまで「人体からの排出」を意味する言葉です。
有機溶剤のにおいや、薬品臭のようなにおいがすることが、「=シェディング」というわけではありません。
従来のファ●リーズをさらに強力にしたような、強いケミカル臭のする商品は、偽パンデミックが進行するにつれて、爆発的に市場にあふれ、その利用者も愛用者も、激増していったのです。
それに伴い、人の体臭も、どんどん異様なまでに臭くなっていきました。
中には、消毒剤や除菌剤などの成分を、まるで頭からバケツでかぶったようなオーラで生活している、そんなパンチの強い人々も沢山いらっしゃいます。
こうした様々な合成化学物質がミックスされた毒素のベールは、ご本人にとっても、周囲にいる人にとっても悪影響なものですが、それらは、シェディングうんぬんの前にだいぶ直接的な毒をまとっているということです。
いずれにせよ、「揮発性有機化合物/VOC」に何が該当するのか?という観点を、きちんと俯瞰しておくことは、空気中にあふれている毒素を理解する上で、大切なことですね。

【ステップ3】
ここまでくると、「VOC」の多様さが何となく把握できて、少し視野も広がったのではないでしょうか?
では次に、『頭の準備体操』として、身近なところに漂うホルムアルデヒドの発生源を考えてみましょう。
ある人が近づいてくると、ホルムアルデヒドの数値が上がり、揮発性有機化合物の数値も跳ね上がるようなもの・・とは、何があるでしょうか?

有名なところで、最初にパッと思い浮かびやすいのは、「タバコ」ではないでしょうか。
髪や皮膚や衣服などにまとわりついており、その人が放っているように感じるものでもあります。
それらの残留成分が付着しているのは、喫煙者であれば当然のことですし、タバコを吸わない方でも、喫煙者と親しい人であれば、そうした成分が体の周りに漂っていることは普通にあります。
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※ここで、「タバコとホルムアルデヒドが関係していることを、そもそも知らなかった」という方は、まずは【タバコとは何か?】を考えてみるとよいですね👇
◆参考/タバコの材料と添加物リスト
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また近年では、電子タバコや加熱式タバコなどの『新型タバコ』へとシフトする方が急増したので、「タバコの煙っぽいものは、そんなにまとわりついていませんよ」という人であっても、むしろもっと要注意な場合があります。
嫌な臭いが少ないとされる『新型タバコ』は、「新型コロナ感染症対策」としても推進され、ちょうどシェディングが注目されるようになっていた頃、多くの人々が「旧型タバコ」から『新型タバコ』へとシフトしていった時期でもありました。
以下のサイトでも、たくさんの種類が紹介されており、男性だけではなく女性にも人気がありますね。
◆電子タバコおすすめランキング2022
そして、そんな「新型タバコ」からは、通常のタバコよりも遥かに高い数値のホルムアルデヒドが検出されることがあるのは、以前からよく知られています👇
ネット上にあふれる様々な方の「コロナ体験日記」を見ていると、
「電子タバコを吸っている最中に、めまいを起こして倒れ、病院に搬送されて、コロナ認定を受けた」
という、せきらら体験をブログ等に綴っておられる方も見かけます。通常の健全な思考で考えるなら、
「電子タバコを吸っている最中に、めまいを起こして倒れたら、それは電子タバコのせいですよね」
という理屈が、いちばん自然でしょう。
しなしながら、偽パンデミック下では、こういった様々な健康被害の真の原因が、すべて見えなくなってしまい、すべてが『コロナ化』されていきました。
そして、ご本人たちも、「そうなんだ」「コロナにかかったんだ」と思い込んでいます。
PCRマシーンによるデジタル鑑定を間にかませるだけで、「コロナという絶対的な結論」へとすり替わってしまうのです。
そういう意味では、ワクチン未接種者における、すべての健康被害の原因が「シェディング化」されてしまう現象も、これと非常によく似たメンタルの原理が働いているように思います。
そして、以下は、2018年の論文です👇
『新型タバコ』から発生する化学物質を分析したものです。
黄色いマーカーで示したのが「ホルムアルデヒド」ですが、水色のマーカーをつけた物質が、いわゆる「揮発性有機化合物」にあたります。
いかがでしょうか?
こうして見てみると、「ホルムアルデヒド測定器」があのような数値を示すのは、こういうものを使用している人が近づいてきただけでも、「あんな数値になりそうだな」という別の視点が開かれてくるようになりませんか?
ご本人は非喫煙者でも、家族や恋人などの親しい人に喫煙者がいる場合は、ほぼ同じ成分を体の周りに持ち歩いているケースが非常に多いはずです。
そのような人々が、除菌スプレーや消毒スプレーを日常的に使うだけで、体にまとう空気の質は、測定器が示す値に似てくるな・・というのが予想できませんか?
もちろん、お子さんであっても、親御さんがおタバコをご利用の方であれば、同じ成分を体の周囲に付着させていることになります。


次に、タバコと同様、簡単にイメージできるのが「マニキュア」ではないでしょうか。
測定器で高い数値が出ていた「揮発性有機溶剤」にも、まさに該当しますね。
「〇〇のマニキュアからホルムアルデヒドが検出」
というニュースが入ることも多く、「えー!マニキュアにホルムアルデヒドが混入していたなんて!」と驚きの反応をされる人もいますが、何ら驚くことではありません。
子ども向けのマニキュアから、ホルムアルデヒドが検出されることもあります。
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【リコール情報】
◆子供向け雑誌「なかよし」付録のネイルからホルムアルデヒド
◆子供向け雑誌「りぼん」付録のネイルからホルムアルデヒド
◆ダイソーのネイル 76商品からホルムアルデヒド
◆ワイエス企画 ネイルからホルムアルデヒド
◆ピューロ・ネイルからホルムアルデヒド
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しかし、ここで「ちょい待てや!」と思う方もいるかもしれませんね。
「マニキュアなんて、みんな前からつけてたし!測定器のビフォアー&アフターの変化には関係ないでしょ!」と思われるかもしれませんね。
ですが、その時期に、マニキュアに使われる有機溶剤の使用量が、何倍にも跳ね上がっていたと聞いたら、どうでしょう?

じゃあ、なぜそうなったのか?
というと、理由は、やはり除菌&消毒活動にあります。
入店する前の消毒、
ドアを開け閉めする際の消毒、
トイレの前後に消毒、
ありとあらゆるシーンでの消毒&除菌・・
この絶え間ない消毒&除菌活動が、いつもより早いスピードでネイルを劣化させることになったため、ネイル愛用者の皆さんは、様々な対策をとるようになりました。
なるべくネイルが長持ちするように、トップコート(=有機溶剤系)を余計に塗り直し、爪ケア製品やワックスやオイルなどを、いつもより多量に使用する状況へといざなったのです。
シェディング最盛期のちょうどその頃、以下のような「ネイル落ち対策記事」がネット上の至る所でアップされ、女性の皆さんはそれらの情報を参考にしながら、「消毒に負けないネイル対策」に励んでいったのです👇
◆消毒に負けないネイル対策
◆ネイル落ちを防ぐ方法
揮発性有機溶剤が成分となっているトップコートを、いつもより高頻度で塗り直すわけですが、その手で、髪や顔や衣服を触ったり、料理をしたりするわけです。
体の周囲に、あらゆる有機溶剤のオーラを、常時まとった状態になるのも当然です。
このような背景を知ると、爪を綺麗にお手入れしている女性が近づいて来るだけでも、測定器の数値は以前とは違った高い値を示すようになる可能性について、心を開けるようになってきませんか?

そもそも、マニキュアというのは、昔からそうですが、体にも環境にも悪いものです。
それが近年、爆発的なネイルブームになり、「爪を美しくするのは身だしなみ」とのスローガンのもと、またひとつ異様な『美の文化』が大衆へと刷り込まれました。
今でこそ、少しは安全性も注目されるようになり、「地球にやさしいネイル」や「ヴィーガンネイル」などの切り口も叫ばれていますが、まず「爪にいろいろな合成化学物質を日常的にくっつけておく」というのが『美である・身だしなみである』とする概念こそ、根本的に見直す価値がありそうです。
子どものマニキュアからホルムアルデヒド等が検出されることもありますが、子どもは大人の振る舞いに憧れながら、真似をしながら生きていく存在です。
大人の美意識から「何が美しいか?」の基準を感じ取り、自分の意識を軌道修正しながら自分らしさを構築していくのが、子どもたちの成長過程です。
人間が授かった自然で美しい爪を隠し、その上に合成塗料を塗りたくる行為が「美しさである」という概念を、本当に子どもたちへと伝えていきたいことなのか?ということを、女性の皆さんなら、一度は自分自身の心に問いかけてみる価値はあるのではないでしょうか?


さて、次に念頭に入れておきたい、「人体の周りに漂うホルムアルデヒド~揮発性有機溶剤系」の関連キーワードとしては、毛染め剤、防虫剤、殺虫剤(虫よけグッズ、蚊よけ商品)、芳香剤グッズなどのトピックでしょうか。
しかし、あいにくこれらは、一つずつフォーカスするだけで長い記事になってしまうので、今回は割愛することします。
その代わり、別の観点から触れている記事が以下にありますので、『空気からしょっちゅう吸い込んでしまう生命に悪影響を及ぼす物質」として覚えて頂き、自分が使わないようにしたり、身近な人に伝えて頂ければ、自分と社会の健康のために貢献できると思います👇

【ステップ4】
さて、ここまでは、頭の準備体操でした。
ここから先は、シェディングの話題が盛り上がりを見せ始めた頃、震え上がるほど強烈な異臭・薬品臭に関与するニュージャンルが、大きく展開されていた件ついてお話したいと思います。
それが、「衣類そのもの」です。

正確に言えば、衣類だけでなく、繊維産業そのものです。
肌に直接触れるような下着や靴下・Tシャツは、もちろんのこと。
あらゆるトップス&ボトムス。
ワイシャツも事務服も作業服も、バックも帽子も。
パジャマも枕も、布団もシーツも、ソファーもクッションも、じゅうたんも座布団も・・と。
ありとあらゆる繊維製品に『抗菌加工』がほどこされるようになり、さらに『抗ウイルス加工』の商品も、爆発的に伸び始めました。
ひと昔前であれば、『抗菌加工』の衣類や商品を買いたければ、あらかじめ「抗菌加工のものが欲しいから・・」と意図して、わざわざそういうものを検索して購入する・・という買い方が一般的でした。
しかし、2020年にはジワジワと様子が変わり始め、2021年~2022年にかけては驚くほどの勢いで、『抗菌衣類』の販路が拡大し、安価な値段でも抗菌加工された衣料品が、市場にあふれ出したのです。
そこら辺にある適当な衣料品店にふと立ち寄り、単に「サイズ」や「デザイン」だけしか見ないで買ってしまうと、数百円の安物でさえ抗菌加工が施されている可能性が高く、特に下着や靴下などのインナーであれば、よほど注意して全部のタグをくまなくチェックしないと、自覚のないまま「抗菌加工」のものを購入し、知らずに着ている・・という可能性も、十分にあります。
そして、知らないうちに具合が悪くなる・・という現象も、十分に起こり得ます。
現在、抗菌衣類には、でかでかと目立つ「認証マーク」も一部に普及していますが、そこまで「抗菌」を前面に主張していない商品も非常に多く、タグのちょっとしたところや、パッケージの裏面の目立たない欄にさり気なく書かれているだけの抗菌商品も大量にありますので、本当によくよく見ないと気づきもしないはずです。
なにより、パッと気軽に購入してしまいがちな安価な価格帯の衣類、特に中国製の衣類で抗菌加工されたものが、2021年以降は、実店舗でもネットショップでも、本当にたくさん出回るようになりました。
そして実際、衣料品などの繊維産業・プラスチック・樹脂における『抗菌・抗ウイルス素材』の特許の出願傾向を見てみると、圧倒的に中国の勢いが強いです👇
※令和3年発表: 特許庁の資料より⇒赤い部分が中国

それだけでなく、日本向けに出願された特許の動向を見ると、非常に気になる事実に気づかされます。
第一位に君臨しているのは、日本企業ではなく、なんと『あの企業』・・

除草剤「ラウンドアップ」の製造会社であるモンサント社を2018年に買収した、世界的な製薬会社「バイエル」が第一位になっています。
そして、2位と3位も、「あぁ・・」と思うラインナップです。
このような技術が、私たちの暮らしの中に勢いよく入ってきている中で、「ワクチン接種者から出てくる排出物・・」という概念に気をとられていると、具体的に存在する原因や解決策から思考が切り離されてしまいます。
衣類の抗菌加工において使われる抗菌剤や添加剤は、製造会社によっても様々ですが、主な加工方法としては、
・抗菌剤を表面にコーティングする方法
・抗菌剤を材料自体に練り込む方法
が代表的です。
「抗菌剤」そのものが、体に対して悪影響なものがほとんどですが、その抗菌剤を衣類に接着させるための方法や加工剤に、また問題があります。
各抗菌剤は、「バインダー樹脂」と呼ばれる加工剤を介して、衣類に接着させる方法が主流です。
「バインダー」とは化学用語で、物と物とを接合させたり接着させたりする「固着剤」としての働きをする物質のことを指します。
この「バインダー」として使われているのが「ユリア樹脂」や「メラミン樹脂」や「フェノール樹脂」だったりするのですが、これらの原材料に「ホルムアルデヒド」が使われています。
例えば、「ユリア樹脂」であれば、尿素とホルムアルデヒドを反応させて生成します。
この過程を経ることで、樹脂の中にもホルムアルデヒドが残留します。
(※どれほど残留するか?は、メーカーの技術力や樹脂の種類によっても異なります。)
たとえ、安全だと謳われる「無機系」の抗菌剤がメインに使われているケースでも、それ以外の添加剤の問題も山積みですし、加工途中で結局バインダー樹脂を併用しているケースも多いです。
また、そもそもの話ですが、衣類の加工技術と「ホルムアルデヒド等の揮発性有機溶剤」との関わりは、非常に関連性が深いものがあります。
染色時やプリント加工時に使われる様々な加工剤のほか、パリッとサラッとしたような質感を出したり、シワになりにくい加工をしたり、縮み防止や形状記憶など、あらゆる機能性を高める工程に、VOCが関わってきます。
だからこそ、そういった繊維を使ったマスクは非常に不健康で、つけるだけで日に日に具合が悪くなっていきます。
このような薬剤刺激の多いファスト・ファッションがあふれる繊維業界で、そのレベルを異次元に引き上げたのが、抗菌・抗ウイルスブームだったのです。

いかがでしょうか?
このような背景が分かってくると、服を着た人間が近づいてくるだけで、測定器の値が跳ね上がる様々な新しい原因にも、心を開けるようになってきませんか?
また、衣類より表面積は小さいものの、「靴」から発生するホルムアルデヒドやVOCも、モノによっては相当なものですから、靴を履いている人が近づいてくるだけでも測定器の数値が上昇する場合もあるでしょう。
特に、2021年以降は、下着や靴下、マスクにおける抗菌製品も爆増したため、自覚のないまま着用されていた人々は、かなりの数いらっしゃったはずです。
臭いや感覚に敏感な人が、そういった人々に接すると、まるで毛穴から毒素が直接出ているような気がして、「シェディングが起きている」と確信してしまうのも、うなずけるのではないでしょうか?
何と言っても、さまざまな毒素のコンビネーションは、お風呂に入って体表をゴシゴシ洗っても落ちないほど素肌じゅうにぴったりとくっついているわけですから、それが「毛穴から出ている」と感じられても、何ら不思議ではないのではないでしょうか。
また、抗菌衣類は、新しく買った時が、最も刺激が強く感じます。
そして、お洗濯を繰り返すことで、徐々に薬剤成分が劣化し、パンチのあった刺激も馴染んでいきます。
ただし、同じ洗濯機で洗濯した衣類や、同じクローゼットにしまっていた衣類は、成分が移ることがありますので、全体的に薬品のような嫌な感じが漂うことになるでしょう。
これが、【ワクチンを打ちたての人⇒新しい抗菌衣類を着た人】と同じように感じ、【ワクチンを打って数週間経った人⇒何度か洗濯された抗菌衣類を着た人】と同じように感じる可能性も高いのではないでしょうか。
空気から感じる強い刺激や、嫌なニオイなどの感覚的なものだけでなく、体に出てくる不快症状に関しても、マッチする部分が多いですね。

また、余談になるかも知れませんが、問題が大きすぎて悩ましいトピックに「寝具」があります。
防ダニ布団だけでなく抗菌布団や抗ウイルス布団で寝るようになってから、「毎日だるくて辛い、朝が起きられなくなった」という方もいらっしゃるかもしれません。
私自身はもう十数年前に自分の中で決着がついている問題ですが、もし化学物質に敏感になりたての人が、何も知らずにこうした繊維製品を日常的に使ってしまったら‥?と考えると、非常に心配になってしまう分野でもあります。
シェディングという観点だけで視界がいっぱいになってしまうと、「朝起きたら、体じゅうに謎の発疹が発生していた」「朝起きたら体が・・」・・という現象のすべてがシェディングに見えてくる可能性もあるのではないでしょうか?
もし私が、何も気づかずに何の知識もないまま、このような加工がされた寝具で寝てしまったとしたら、朝まで生きている自信すらありません..。私個人的には、そういった切実な体質を持っていますので、やはり他の皆さんのことも、「本当に平気なの?なにか体に異変が起きたりしないの?」と、心配になるところではあります。

インテリアに関して言えば、家具だけでなく、すべてにおいて要注意なのです。
カーテンの「難燃加工」(燃えにくくする加工)は、昔から本当に深刻なものがあり、シックハウス症候群の症状を引き起こしてきたものですが、近年のカーテンには「難燃加工」に加えて、「抗菌加工・制菌加工・抗ウイルス加工」まで加わるようになってしまいました。
最近では、抗菌剤がコーティングされた『抗ウイルスの壁紙』も増えています。
お部屋を模様替えした頃に、「シェディングかな」と思うような体調不良に陥った方は、新しく買った家具やカーテンなどを、よく確認されてみてください。
新品の家電製品なども、ニオイも飛ばさずに、いきなり部屋の中に入れたなら、VOCの値はきっと跳ね上がることでしょう。
大物ばかりでなく、ちょっとした小さな100均グッズでさえ、完全に要注意なのです。
このような多様な観点を何も考慮しないまま、毎回「シェディングが起きた」と決めてしまうのなら、それは出口のない迷宮に入り込み、あるはずの解決策にも出会えない檻の中に入ってしまうようなものではないでしょうか。
一体、どれほどまでに、こういったジャンルの市場が拡大しているのか?というのを、別の視点からも見るために、富士経済さん(市場調査グループ企業)のプレスリリースも確認しときましょう👇
結果的には、2020年の国内市場の「見込」を遥かに超えた結果となり、2021年には、さらにその記録を大きく更新する結果となっています。
そして、もちろん2022年もこの驚異的な勢いはとどまることを知らず、2023年現在もその勢いは続いており、このまま2030年に向けて世界的に市場が拡大していくと言われています。
また、リフォーム後の店舗や職場、新装開店した場所に行った後に体調が不安定になったような場合も、従来のシックハウス的観点に加えて、新たな抗菌・抗ウイルスの観点が欠かせません。
一方、普段過ごしているお家や職場の建材においては、通常、壁や床や天井部分の見えないところにも合板が使われているわけですが、自ら進んで合板や集成材の家具をセレクトしてしまい、自分でお部屋の中にVOCを取り入れてしまうケースもあると思います。
オシャレでアンティークな雰囲気を人工的に作り出すために、木材にダメージ加工がされた家具にも、強い薬剤が使われています。
そういったタンスやクローゼットに衣類を保管していると、「移染」という現象が起き、ホルムアルデヒド等の有害物質が衣類にも移ってしまうので、どうぞご注意ください。


【ステップ5】
そして、ようやく最後になりますが。
磁石の件にも触れておきたいと思います。
動画では、「シェディングの影響が強くて、オデコと喉に磁石がくっつくようになっちゃったんですよ」と述べられていましたね。
まず、根本的な話になりますが、
「ホルムアルデヒドなどの揮発性有機化合物の放出」と『体に磁石がくっつくこと』は別の話なので、それぞれ分けて考える必要があるかと思います。
動画内では、サウナに測定器を持って行って測定した、という経緯が述べられていましたね。
間違いのないよう、動画内の言葉をそのまま抜粋させて頂くと、
「ジムのサウナに行っとって、磁石がつくようになっちゃったので」
と、語ってらっしゃいますね。
その数値を見て怖くなってしまい、お逃げになられたとの体験談をお話くださっています👇
しかしながら、「サウナにホルムアルデヒド測定器を持っていったら、その値が振り切れた」というのは、揮発性有機化合物の放出の話であって、磁石や磁性や金属の話ではないですよね。
ホルムアルデヒドという気体状の物質には、「磁石に引き寄せられる」という性質は、特に無かったはずです。
そのため、「ホルムアルデヒド測定器の話」と『体に磁石がつく話』は、分けて考える必要があります。

まず、第一に。
サウナで「ホルムアルデヒド測定器」の値が振り切れるのは、当然でもあります。
基本的に、そういった施設の建材には、ホルムアルデヒド成分が使われていて残留しているものなのですが、とりわけサウナに関しては、別格です。
というのも、ホルムアルデヒドは、高温になればなるほど揮発する性質を持っているからです。
室内環境では、温度が上がるほど、建材からの揮発量が増加します。
密閉空間でありながら、温度と湿度が上昇するサウナ室の環境は、それこそVOCの上昇がテキメンなのです。
床や壁や天井などの建材から放出されるだけでなく、そこに置いてある備品やマットなどからも、ホルムアルデヒドをはじめとしたVOCが放出されます。
こればっかりは、「あいうえお」のように仕方のない基本原理です。

そもそも、ホルムアルデヒドの放散量は、気温によって簡単に数値が変わってしまうものです。
季節で言えば、夏場はホルムアルデヒドの放散量が増えます。
ですから、同じ環境で測ったとしても、季節が夏に向かうにつれて、ホルムアルデヒドの数値は、より上昇するのです。
※温度が1℃上がるだけで、ホルムアルデヒド濃度が1.12~1.13倍上がるという試算式もあります。
つまり、本来「ホルムアルデヒド測定器」を使って、何らかの主張したり、数値の変化の『ビフォアー&アフター』を見せたい場合には、本当ならば毎回、温度と湿度の開示は絶対的に欠かせないものなのです。
それが、ホルムアルデヒドというものです。
このような背景が分かると、「昨日より気温が上がった」「季節が夏になった」という理由だけでも、ホルムアルデヒド測定器の値が、あのような数値へと近づいていく原因があることに、心が開けるようになってきませんか?

それと、もう一つ大前提の話になりますが、測定器を扱う上では、様々な注意事項と使用上の条件があります。
なので、それらを無視していると、そもそも正確でない数字ばかり出てしまう可能性も高いです。
動画内でご紹介されていた測定器の細かい注意事項までは分かりませんが、最低限、販売ページに公開されていた注意点だけでも、けっこう気をつけるべきポイントがあることが分かります👇
あまり湿度の高い場所に持っていくと、振り切れて故障の原因になったり、狂った数字が表示されるようになる場合もあるかもしれません。
今回の商品は、Amazonで5千円前後の価格帯を行ったり来たりしている商品なので、測定器の中ではプチプラな価格帯になります。
このような価格帯の面から見ても、上記の注意事項から見ても、「連続測定」や「リアルタイム測定」に対応している機器ではなさそうです。
しかし、今回は、こういった数値が「すべて正確である」との前提で、お話を進めています。

そして、体に磁石がくっつくという現象ー・・。
この現象は、私自身も体験して、身にしみて分かっていることの一つです。
けれども、ここで、立ち止まって考えてみるべき重要な観点があるはずです。
「この現象が、2020年前から起きていたのか?」
「以前から、人の体にはすでに磁石がつく状態になり始めていたのか?」
という観点は、今となっては、なかなか確認のしようがないことです。
ネット上で、磁石と酸化グラフェンの関係性が話題になったからこそ、この件が注目されるようになり、「体に磁石をつけて確認する」というムーブメントが起こりました。
私自身も、2020年より前の頃は、そんなこと「やってみよう」とすら思いつきませんでした。
ですから、以前より磁石がくっつく状態だったのか?というのは、今となっては比べようがありません。
確かめようもないですし、証明しようがないからこそ、視野が狭くなってはいけないところでもあります。
なぜなら、自然が大好きな方なら重々お気づきかと思いますが、特に2020年以降は、空の様子がますます酷くなっていったからです。

一日の大半を、建物内で過ごすことの多い方は、なかなか空を見上げる機会がなかったかも知れませんが、偽パンデミックが進行していくにつれて、明らかにこの頻度が異常になっていきました。
もちろん、これらは以前から行われていましたが、偽パンデミック以降の異常性には目を見張るものがあり、とりわけ2021~2022年の空は、ほぼ毎日のように本当に酷かったですし、それは現在でも続いています。
このようなケムトレイルや気象工学テクノロジーを介して、体内に入り込んでしまうアルミニウムなどの金属微粒子の害こそ、圧倒的にダイレクトなわけです。

こんなことを言ってしまうと、
「こいつ、大丈夫?バカなのか?」
と、心配してくださる方もいらっしゃるかも知れません。
なぜなら、『アルミなんかは、磁石にくっつかないですよ』と、小学校の教科書で習うからです。
「磁石がつくんだから、酸化グラフェンでしょ」
「酸化グラフェンなんだから、シェディングでしょ」
と。そのように思われる方も多いかも知れませんが、実はそうとも言い切れないのです。
金属を超微粒子の状態にすると、
つまり「ナノ粒子」の状態にすると、
磁性が発現する
ということは、数々の研究で明らかになっている事実です👇
上記は、タイトルが分かりやすいので添付させてもらった一例ですが、世界中の様々な研究で、かなり前からこのような事実は明らかになっています。
物質を「ナノ化」すると、比較的大きなサイズで存在していた時の特性とは、違った振る舞いや異なる機序が現れるということ。
そして、ナノ化された金属には、磁性が発生することは、すでに分かっている事実です。
そして、なにより、ケムトレイルでは、アルミニウムなどの金属をエアロゾル化しているわけです。
つまり、超微粒子のナノ化された金属が大気中を舞っているわけであり、私たちはその大気を吸いながら生きてきた&生きているわけです。
ですから、そんなナノ金属を吸い込んでいる私たちに、磁石がくっつくようになるのも、当然と言えば当然かもしれないのです。
ただ、それが「信じがたい現実だ」というだけで。
1ナノメートルの世界は、髪の毛の太さの10万分の1と言われますから、信じられないような極小の世界です。
もちろん、このレベルのものは、どんなマスクを装着しても吸い込んでしまいますので、これを心配して目の細かい「機能性マスク」をつけたりすると、むしろそのマスクから出ているVOCを吸い込む害が加わるだけなので、私はそういったマスクは全くおすすめしません。
また、ナノ化した粒子が、血液脳関門を突破することは分かっていることですから、おでこにも磁石がつくのもうなずけます。
しかも、製造工程においても、物質そのものとしても、酸化グラフェンと関わりの深い「グラフェン」の方であれば、ずいぶん古くから気象工学のテクノロジーの分野で利用されてきたものです👇
◆MEMSグラフェン共振器について
※「MEMS」とは、「Micro Electro Mechanical Systems」の略で、マイクロメートルサイズの電気機械素子『微小電気機械システム』のことです。どのような流れで使われてきたか?という過去の振り返りは、以下の関連動画もどうぞ👇
これらが、どんどん小さなサイズになるよう、ナノ化に向けて開発が進み、2021年ごろには既にグラフェンをナノスケールで加工する技術も確立されていました👇
マイクロメートルサイズのMEMS(メムス)から、ナノメートルサイズのNEMS(ネムス)へと、技術も広がりを見せていったのです。
(メムスの「M」はマイクロ、ネムスの「N」は、ナノの意味です)
こういった極めて小さくなった金属粒子や、様々なタイプのナノ粒子が、体内でどのような振る舞いをするのか?の視点を、欠かしてはいけないと思います。
私たちは、すでにこういう歴史を生きてきたからです。
ナノ粒子における環境問題と健康問題は、あまりにも深刻で、壮大なものです。
ケムトレイルはもちろん、安全性や影響力が未知数なまま、医療品や化粧品、柔軟剤や洗剤などの分野で、ナノ粒子の技術がすでに利用されているという、驚異的な今の時代の現実を捉えておく必要があります。
普段の日常生活の中で、このようなものを取り込んでしまう場面や、あらゆる日用品から体内に取り込んでいる深刻な側面が、私たちの目の前にはすでに広がっているのです。

というわけなので、「ジムのサウナルームに行っていたから、磁石がくっつくようになった」と考えるよりは、
「大気を吸いながらジムに通い、大気を吸いながら街を歩き、大気を吸いながら仕事をしたり、毎日生活していたら、磁石がつくようになった」
と考える方が、理にかなっているとは言えそうです。
そういう意味では、動画内で、”計測器を見るポイント”として「PM2.5【※】とかはあまり変わらないから、上二つの数値だけを見ておけばいい」という話になっていましたが、むしろ下の方の数値(PM2.5や浮遊粒子状物質の値)から分かることも多いはずですし、何かしらの気づきを得られる場面は必ずあるはずです。(しかし、これも解釈が重要で、どう解釈するか?は一筋縄ではいかないです。)
【※】PM2.5は、黄砂に限定されたものではありません。粒子のサイズ径が2.5μm以下の大気中を浮遊する微粒子のことです。ナノ化された粒子は、これよりもっと小さいというわけですが。
いかがだったでしょうか?
このような背景を知ると、【現代の地球上に生きていれば、体に磁石がくっついてしまう、さまざまな理由】について、心が開かれるようになってきませんか?
すると、
「ワクチン接種者から排出された酸化グラフェンが、自分の体に移動してきて磁石がくっついて・・」
という風に、なんでもかんでもそっちに持っていくよりも、ずっと直接的な毒の原因について、現実的に視野が広がっていくのではないでしょうか?
「ワクチンにはホルムアルデヒドが入ってるから、ホルムアルデヒドの曝露はワクチン接種者から!」
と決めてしまうと、すぐ目の前に広がっているダイレクトなホルムアルデヒドの発生源すら目に入らなくなってしまうのと同じように、
「酸化グラフェンと言えばワクチンだから、磁石がくっつくのはワクチン接種者のせい!」
と決めてしまうと、あらゆる医薬品や日用品、繊維製品やエアコンのフィルターなどの酸化グラフェンの幅広い用途に、目を向けられなくなってしまいます。
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◆PDF:酸化グラフェンに基づいた抗ウイルス社会
◆記事:酸化グラフェンの量産技術を確立
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つい先日も、以下の記事が話題になっていましたが、このような記事を読むと恐怖と不安に駆られて、つい衝動的に拡散したくなってしまうのかもしれません。
しかし、コロナウイルスが存在していない現実の中で、「スパイクタンパクが発現していた・・」とは、一体何のことを言っているのか?と、冷静に立ち止まって考えてみる必要があります。
上記の記事によれば、高知大学の佐野教授の論文によって存在証明が証拠づけられている・・とのことですが、それは一体、どんな論文なのでしょう?
それを実際に読まないまま、確認もしないまま、パッと拡散してしまって、本当によかったのでしょうか?
主張されている「スパイクタンパクの発現‥」とやらは、どんな検査方法や、どんな検出方法を使い、どんな記録方法を使い、どんな機材や素材を使ったの?というところを、方法論(メソドロジー)の項目をよく読んで、確認する必要があるはずです。
そして、一体どんなデータと照合して、それが「例のスパイクタンパク質だ」と判断したのか?ということを、確認する必要があります。
上記の記事には、論文元のリンクが提示されていませんでしたが、諦めずに調べると、以下の論文であることが分かります👇
そして、残念ながらこの論文は、お金を出さないと読むことができません。
しかし、ここでも諦めずに見ていくと、【アブストラクト:概要】の部分なら無料で読むことができます。
そして、そこには【真皮深部の血管内皮細胞やエクリン腺から、COVID-19のスパイクタンパクが発現していた】との一文があります👇
つまり、この【アブストラクト:概要】を読むだけでも、
この世に、まだ一度も存在が確認されていない新型コロナウイルス「COVID-19」のスパイクタンパクを、一体どうやって「それのスパイクタンパクだ」と判定したんですか?
という、正しいツッコミを入れることができるのです。
その具体的な方法論が、
・「PCR」詐欺なのか?
・「電子顕微鏡のグラフィック」詐欺なのか?
・「コンピューターの配列」詐欺なのか?
・「抗体」詐欺なのか?
・「引用文献」詐欺なのか?
・それ以外の詐欺なのか?
といった詳細を確認するためには、論文内の【メソドロジー/方法論】の項目を読む必要がありますが、しかし、ウイルス学の基本を一旦おさえてしえば、もう大抵のことは見えてきます。
今回の論文は、方法論を読むまでもなく、【アブストラクト/概要】を読むだけでも、2つ以上の王道の捏造メソッドを組み合わせていることが見えてきます。
わたしたち生命は、そもそもタンパク質からできている、タンパク質の塊であるという自然の摂理が、あらゆる方法でもって利用・悪用・応用されているデジタル詐欺の多様性に対して、そろそろ本気で目を覚ます時期に来ているのではないでしょうか。

【最後に:シェディングとは何ですか?】
「シェディング」とは言っても、ウイルス学の専門用語としての「シェディング(=ワクチン・シェディング)」の話をしているのか、それとも一般的な言葉としての「排出=shed+ing」の話をしているのか、自分は一体、何の話をしているのか?というのを、まずは自分の中で整理してみるとよいと思います。
通常の「排出」という意味での話をするのであれば、もちろん、ここでは「有害物質の排出(shed、shedding)がない」などと言っているのではありません。
極端な話、「排出がない」と言い切ってしまうことは、「人間は汗をかかない」「人は肛門から排泄物など出さない」と言い切るようなものだからです。
人は、代謝機能を持った生命体なのですから、有害物質の排出というのは、あって当然です。
嗅覚が鋭敏な体質の人や、化学物質に過敏体質である人にとって、様々な薬品や有害日用品を使用している人の体臭は、非常に耐え難く感じるものです。
実際、ホルムアルデヒドなどは、人間が体内でモノを代謝する際、どりわけ異物を代謝する際にも生成される物質です。
だからこそ、人の排泄物はそもそも臭いわけですし、食生活や日用品にケミカルなものを取り入れている人たちの排泄物は、ニオイが激しいわけです。
タバコを吸わない人より、タバコを吸う人の方が、「尿中ホルムアルデヒド濃度」が高かったという、実験結果もあります。
ですから、「トイレ」という場所はくさいわけですし、そういう場所は換気した方がよいですよね。
ただし、ここで言う『排出』の意味は、あくまで通常の代謝機能の働きであり、伝染・感染とは違うということを、明確に心に留めておく必要があります。
加えて、日常的なところで言えば、ホルムアルデヒドをはじめとしたVOCは、自動車の排気ガスからも、容易に出ています。
ですから、本当にホルムアルデヒドに対して、そんなに体が反応してしまう体質ならば、リアルな化学物質過敏症(※)の方々のように、まともに道路を歩けないはずなのです。
(※リアルな‥と書いたのは、リアルでない方やその関係者が、あまりにも間違った誤情報を社会に広めているからです)

なんと言っても、体内からの『有害物質の排出』は、伝染や感染とは全く異なるものです。
しかし、有害物質の『排出』のことを、以下のように「伝播」という風に置き換えてしまうと、徐々に概念がすり替わっていき、やがて意味そのものまで変わってしまいます👇
ワクチンの有害性を気にかけてシェディングの話題に注目していたつもりが、いつの間にか「ウイルス推進」や「感染推進」の考え方へと意識が引っ張られていってしまうのです。
本来、「排出/shed+(d)ing」という言葉そのものは、伝播という意味ではないはずです。
「shed+(d)ing」のもともとの意味としては、「はがれ落ちる、脱落する、排出、流す」などの意味合いがあります。
一方、伝播というのは、以下のような意味ですから、通常の単語の意味を正しく表現したものではありません。

シェディングを「伝播」と表現してしまうと、それは「コンテイジョン/contagion」や「トランスミッション/transmission」という、「伝染」や「感染」のイメージを彷彿とさせる用語になってしまいます。
つまり、通常の言葉である「排出/shed+(d)ing」の意味ではなく、ウイルス学の「感染」の概念に則った専門用語のほうを推していることになります。
またしても、終わらない「恐怖のシナリオ」のループの中へと押し戻されてしまうのです。
【コンテイジョン/contagion】の意味👇(プログレッシブ英和中辞典 第5版より)
一方、生物学や生化学において細胞の挙動を説明する際に使われる「シェディング」の意味としては、細胞膜の周囲にある膜タンパク質にくっついているタンパク質が切り離されて起こる分子機構のことを指しています。(←ウイルス学と同様、証明されているかどうか?は別の話ですが)
=====【2023年6月 追記】=====
英語圏では、『ワクチン・シェディング(ワクチン排出)』というコンセプトがウィキペディアに掲載されています。このコンセプトは、古くからあるウイルス学の「ウイルス・シェディング」というコンセプトを、ワクチンに発展させた概念で、今日本に広がっているいわゆる、シェディングの話そのものです。
ただし、2023年6月29日現在、日本には『ワクチン・シェディング』のウィキペディアページは存在しておらず、「ウイルス・シェディング」に相当するページだけが「ウイルス排出」との名称でページが立ち上がっています。詳しくは、最新の翻訳動画を以下よりご確認ください👇
======追記ここまで======
そして、当然ながら、電磁波や放射能の健康被害ついて「シェディング」と表現するのも、言葉を誤って使っていることになります。
正しくは、
「皆さんが、シェディングでは!と思っている体調不良の中に、電磁波や放射線による原因がある」
と説明する必要があります。
その上で、一口に電磁波や放射線と言っても、様々な発生源があるために、多様な出どころに注目しながら、一つ一つフォーカスしていく必要があります。
「ワクチンを打っていないのに具合が悪くなる」ー・・
という現象が、イコール「=シェディング」になるわけではないのです。
肌が痒くなったり、肌にひどい湿疹が出ることが「=シェディング」になるわけではないのです。
それらには、あまりにも多様な理由が存在しています。
こうした混乱や誤解に加えて、日本では、通常の『排出』の話を「伝染/感染」とごっちゃにしてしまうカルチャーが根付いてしまっています。
中には、「シェディング感染」というハイブリットな言葉を使っている方も見かけます。
だからこそ、
シェディングの概念が広まるほど、「感染がない」ということも受け入れられなくなり、「ウイルスがない」ということも受け入れられなくなってしまいます。
すると、真実そのものから遠ざかってしまうだけでなく、目の前に広がっているダイレクトな毒に対して盲目になってしまい、真の解決策からも切り離されてしまいます。
これでは、心も体も、いつまでも健康にはなれません。
心も体も不安定なままだと、自分のことだけで一杯一杯になって、余裕がなくなり、ついつい他人ばかり責めたくなってしまいます。
何かにつけ、ワクチン接種者を責めたくなってしまい、人を見下したりする心理状態に陥ってしまいます。
確かに、ワクチンを接種して満足して喜んでいる人も大勢いらっしゃると思いますが、とても苦しんで後悔していらっしゃる方も大勢いらっしゃるでしょう。
「どんな内容物が入った注射のロットに当たったのか?」は人それぞれ違いますし、薬物へ感受性も、体の強さも、生まれ持った体質も、あまりにも人それぞれ違っている状況です。
すでに、ワクチンを接種してしまった誰かに対しても、
「ウイルスは存在しないんだから、未来永劫、もう打つ必要はないんだよ」
と、シンプルな事実を淡々と教えてあげて、安心させてあげられるようになったらいいと思いませんか?
そんな強さや優しさを育てるには、まずは「自分自身の心と体」を軽くして、強くしなやかに生きる道を歩むことが、一番の近道です。
そのためにも、第一に自分自身が安心すること。
そうすることで、他人を安心させてあげられるパワーも育ち、厳しい真実に立ち向かう力も、内側から自然と生まれるのです。

最後に。
抗菌線維について、誤解のないよう補足しておきますが、似て非なるものに「銀線維」があります。
「薬剤で菌の生命力を殺す」という概念とは異なり、金属そのものの性質を活用しているので結果的に抗菌力が備わっているだけの話です。
素材そのものが抗菌力を持つものには、「漆喰」や「銅タワシ」などもありますね。
天然素材の特性であっても、人間の消費活動の都合で「抗菌作用」や「抗菌性」と呼んで、商品のアピールポイントにされるので、ちょっとまぎらわしいですね。
ですが、そもそも私たち人間は、細菌と戦う必要はないのです。
人間の健康と、動植物の健康と、地球の健康のことを考えるならば、本来、抗菌作用は必要のないものです。
日々、新しい加工方法や特許技術が出てきたとしても、「これなら安全かな?」「こっちの抗菌は?」などと、次々に悩んだりする必要すらないのです。
なぜなら、衣類に対して「抗菌」や「抗ウイルス」は完全に必要ないからです。
家具やカーテンや布団にも、抗菌や抗ウイルスは必要ありません。
その理由は、ウイルスが存在しないからであり、
あなたの体に共生している細菌たちが、病気の原因ではないからです。

(泥だらけで細菌だらけの私の手についたミネラル分を補給しに来た「ヒカゲチョウ」をガン見するムーちゃん)
最後までお読みいただき、本当にありがとうございました✧
セルフケア通信史上、最も長いレポートを読んで下さったあなたに、心からの感謝を込めて。
Bio Sinfonia
【追伸】
おそれいりますが、シェディングに関しては、あとで「本格的な記事」を書く予定です(笑)。
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【参考メモ】
・ナノマテリアルの安全性
・酸化アルミニウム ナノ粒子、ヒト脳内で見出される血管細胞を殺し傷つける(2008)
・血液脳関門を越えるナノマシンで薬を脳へ!
・酸化グラフェンによる抗ウイルス製品開発
・グラフェン ~ナノスケールデバイスへ向けて~
・ナノ粒子ワールド
・1/100のコストで作るナノデバイス
・衣類の樹脂加工により継続して発生し続けるホルムアルデヒド