※今回は、前回の記事の続きです。

「えっ!?今のスマートメーターなんだけど。なんで‥?!」
驚いて、私は思わず声を上げてしまいました。
庭先で犬の散歩中、楽しく歩いていた次の瞬間、体に不快な激震が走りました。
なぜその体感が「スマートメーターだ」と瞬時に結び付くのか?と言えば、すでにスマートメーターで発生する症状や身体感覚は、イヤというほど散々味わったからです。
目をつぶっていてもタバコの煙が流れてくれば「タバコだ」と気づくように、コーヒーの香りが漂ってくれば「コーヒーだ」と分かるように、目に見えなくとも激しい電磁波のムチが体に伝われば、「あの時のスマートメーターと同じだ」と、瞬時に体が認識してしまいます。
電気のスマートメーターと一緒に暮らしていたころは、1日につき48回もの強い電磁波が発生していました。
つまり、単純計算でも
【1日48回 × 2年間=35,040回】
もの拷問を体験するチャンスがあったというわけです。
私にとって、スマートメーターによって生じる身体感覚を「体の記憶」として覚えるには、十分すぎるほどの期間でした。
その上、うちにはスマホもWi-Fiも置いていませんし、集落内の一番近いお宅でさえ、なかなかの距離が離れている限界集落ですので、いつもと違う異様な電磁波の発生源があれば、自然と感知してしまいます。

「なんでスマートメーターが‥?!」
と、驚く私の横にいた旦那さんは、「でも、うちはもうスマートメーターは繋がってないよ」と冷静に言います。
確かに、電気のスマートメーターの接続を切ってもらった際に立ち会ったのは旦那さんだったので、彼がこう言うのも当然です。
「本当に繋がってないんだよね‥?」
「でも、何かの間違いでまた繋がってしまったとか‥?」
「今度、電気の検針員さんに聞いてみようかな・・」
と、延々と言い続ける私に、旦那さんは「絶対に繋がってないよ」と機器を指さしながら改めて説明してくれます。
うーん、確かに繋がってなさそう。。
そして、
「ガスもスマートメーターじゃないから、安心して大丈夫だよ」
と、電気メーターのすぐ横にある、ガスメーターを指差しながら続ける旦那さん。
以前、ガス会社の担当者さんがうちに来た際に、「この場所は電波が繋がらなくてスマートメーターが使えないので、手動での検針となります」との説明を受けていました。
なので、「うちは、ガスのスマートメーターも繋がってないから大丈夫」ということになっていたのです。
ですが、私の体は、明らかにスマートメーターに対して警鐘を鳴らしてきます。
一体どういうことなんだろう?
‥と頭をひねらせた末、「もしかすると、周囲に配られたデジタル田園都市計画の受信機とアンテナのせいだろうか?」・・くらいしか、ほかに思い当たることはありませんでした。
少し前に、市役所から某大手メーカーが製造する「デジタル防災無線」の受信機が送られてきて、設置するよう指示が書かれていました。
しかも、私が住んでいる集落は、そのままでは受信できない電波状況の可能性があり、一軒一軒にアンテナが個別に設置されるらしいことも判明しました。
なんと、おそろしい。
いきなり送付された受信機も、家に設置されるというアンテナも、ともに無料だということ。
つまり、私たちが日ごろ支払っている税金をこういう嫌なことに使うんだね、と毎度のことながらげんなりさせられました。
311を経験しているので、災害時にいかにこういうのが何の役にも立たないかは身に染みています。
こちらの田舎では、日常的に流れてくる無線の放送が大迷惑だったことはあれど、これまで役に立ったことは特にありません。
そんなデジタル防災無線のご案内を受け取った時、「ついにこの日が来たか」とゾっとしつつも、非常に大事なことなので、市役所に基本的な質問をメールで投げかけてみました。
★さり気なく「同意書」にもなっているという、こういうハガキも届きました★

すると数日後、私がした質問には一切答えず、
「受信機が不要であれば、返送いただければ幸いです」
との返事が市役所から返ってきました。平たく言うと、
・じゃあ使わなくていいよ
・質問には答えないけど
というスタンス。
私の地域の市役所さんは、こちらがどんなに質問を分かりやすくまとめても、質問には答えないという、並外れたスルースキルをお持ちの集団です。
こんな感じで、受信機&アンテナの一斉配備も少し前に行われていたので、もしかしたらその影響なの?・・という角度も考えてみましたが、どうしても納得がいきませんでした。
そして、次の日以降も、スマートメーターが繋がっている体感がコンスタントに訪れました。
あまりにもはっきりとしたイヤな体感。
「やっぱり電話して確認してみようかな」
「検針員さんに聞いてみよう」
と言う私を、旦那さんが「絶対に繋がったないんだから、やめなよ」と止めていました。
ただ幸いなことに、電気のスマートメーターとは比較にならないほど頻度が少なく、私が気づくのは、せいぜい1日に1回程度でした。
しかし、それまで「ゼロ」だったものが、たとえ1日に1回でも毎日コンスタントにあるということが、私は背筋が凍る思いでした。
私の場合は、胸にもダイレクトに響きます。
ずきゅん!バクバク‥!という、ふいに心臓にレーザーがつらぬくような体感は、実際のところ非常におそろしいものです。
普通に過ごしていても、急にレーザーのムチを浴びるような体感が前ぶれもなく訪れますので、否応なく体が反応します。
これがとても心臓に悪いことも分かっていましたが、「スマートメーターが繋がっていないのに、なんで‥?」というところで行き止まりになっていたので、手の打ちようがありませんでした。
そして数週間後、庭先で小さな小鳥さんが死んでいました。
電気のスマートメーターを切って以来、野鳥が家のまわりで不審死していることは完全になくなっていたので、かなりショックでした・・
窓にぶつかった形跡もなく、タカなどの猛禽類が口にくわえて落としてしまったような形跡もなく、体は綺麗なまま上から落下したような不審死を見たのは、電気のスマートメーターが接続されていたころ以来です。
私が感じているスマートメーターのような体感に関連性があるかどうか?は確かめようがありませんが、自分の体が影響を受けているように、自然界の小さな生きものにも影響があるのでは?と心配になりました。
そして、いつも思うのは、都会の鳥はどうなっているのだろう?ということ。
うちのような何もない山奥と違って、観光地や都会ではもうすでに無数のアンテナが配備され、別次元への移行が完了し、さらなる次のフェーズへと向かっている最中です。
ですから、すでに多くの命が淘汰されて、耐性をつけた鳥だけが生きているのかどうなのか‥?
こんな山奥の田舎でさえ、生き物の種類と数は、以前と比べたら明らかに激減しています。
人間界でも、この新世界に耐性を持ち合わせる方なら楽しく謳歌できると思いますが、そうでない私のような者は、着々と絶滅する環境へと向かっている状態です。
死んでいく命、滅んでいく種族がある中で、人工的に輝く世界は「さらにもっと」を求めてきます。
私もかつては、移り変わるこの新世界に「何とかついて行こう!」と必死でした。
必至だったからこそ、凶悪な電磁波・LED・合成化学物質の危険性を体で感じてしまう自分の体質が嫌でたまらず、自分のことをどうにか変えたいと思っていた時期もありました。
ですが、今では、こんな自分に最低限の誇りは持っています。
そうなれたのも、あまりにも傷ついていく自然の姿をたくさん目にしてきたからです。

どんなに理不尽なまでに傷つけられても、破壊されても、何をされても、自然は命あるものに透明な愛を注ぎ続けるベクトルを失うこともなければ、変えることもありません。
そんな自然の在り方が、いつも自分の心に深く共鳴します。
人間はさまざまなテクノロジーを利用して、「自然はおそろしいものだ、猛威をふるうものだ」という誤ったシナリオを常に演出し、大衆の頭の中をコントロールしていますが、人間が余計なことや愚かなことを何もしなければ、自然はどこまでもあたたかく私たちを癒し、人間を含めたあらゆる命を繁栄へといざなってくれるものです。

さて、話はそれましたが。
スマートメーターの体感は、回数は少ないながらも相変わらず続いたまま3カ月ほどが経ち、わが家ではちょっとした「お引っ越しイベント」をすることになりました。
引っ越すと言っても、同じ敷地内にあるDIYで作った別棟にです。
それまでは、農機具倉庫をリノベーションしたスペースに、簡易的なキッチンを設けて、そこで料理をしていました。
それが、とうとう待ちに待った、いい感じのキッチンへとお引越しできることになったのです。
こちらが、農機具倉庫の一角に作った古いキッチン:第一号↓

仮の住まいとして倉庫に住み始めた当時、このキッチンはほんの数カ月しか使わないつもりでいましたが、なんだかんだで7~8年もご愛用してしまいました。。あぁ長かった‥!
そして、こちらが新しいキッチンです。
知恵を絞って作ったキッチン:第二号↓

それまでの倉庫ライフから、同じ敷地内につくった手作りハウスへと、ようやくアップグレードが叶います。
空き時間を使って片付けながら移動して、ついに新しいキッチンにもガスの契約をすることになりました。
ただ、完全に移動が終わるまでは、倉庫の古いガスも解約できないので、しばらくはガスの契約が2つになってしまいます。
配管工事の当日、作業はスムーズに進み、ガスメーター付近に怪しいものは何も設置されることなく、ガスが無事に使えるようになりました!
「よかった~!やっぱり、うちにはスマートメーターが設置されないんだね。」
と、私はホッと胸をなで下ろしました。
しかし!
事件はその数日後に起こりました。
ひとりの女性が、乗用車に乗って山奥のわが家にやってきました。
倉庫の中にいた私は、「ん?誰か来たな」と思ったけれど、ちょうど庭先で畑仕事をしていた旦那さんが作業の手を止めて、女性に対応してくれている様子が窓越しに見えました。
ずいぶん長く話しているみたい。なんだろう?
しゃべっている内容は聞こえないけれど、女性がけっこう何か強く訴えているような感じ・・と思った次の瞬間、新しいガスボンベの方に女性が歩いていき、手短に何かをやって、そして帰り際にまた旦那に何かを言い放ってから帰っていった様子。
なんだったんだろう?
その後、旦那さんが、私の部屋に入って来るなり言いました。
「ごめん!断ったんだけど、ガスのスマートメーターつけられちゃった」と。
ええ~~?
今のやりとりが、そうだったの?
と、ドン引きする私に、
「取り付けないって言うなら、ガスはもう使えないって言われちゃって‥。。。仕方なく了承するしかなかった・・」
と、申し訳なさそうに説明してくれます。
しかも、なんと「つけることが法律で義務づけられている」と言われたのだそう。
え~~まじか。。
そんなやりとりの内容を忘れないようにと、女性職員が帰ったあとすぐに、旦那さんは会話の一部始終を書き起こしてくれました。スマートメーターの設置作業をした女性とのやりとりは、この通りです👇

【設置業者の女性】:
「こんにちは、『●●ガス』の者です。ガスメーターの電波送信機器の設置に来ました。こちらの設置費用はガス会社の負担となっておりますので、お客様にご負担していただくことはありません。設置もすぐに済みますので。」
【旦那】:
「すいません。設置しないでいただくことはできませんか?」
【設置業者】:
「申し訳ありませんが、2025年までに設置することが法律で決まっていますので、取り付けないっていうことはできないんですよ。保安管理・安全のためです。」
【旦那】:
「それは義務ってことですか?」
【設置業者】:
「はい、そうです。すべてのお客様の義務になります。」
【旦那】:
「妻は電波に過敏な体質なので、東京電力のほうでもスマートメータ―の設置はお断りしているんですが、体調にかかわることなら同じように特例措置とかはないんですか?」
【設置業者】:
「うちで取り付けるものは、東電のものとまったく違うものですので安全です。義務なので『取り付けない』っていうことはできません。」
【旦那】:
「でも、東京電力では取り付けないってことができましたよ。できるんじゃないんですか?」
【設置業者】:
「電気はどうだか知りませんが、ガスではできません。法律ですので。
ほかのガス会社でも同じです。全社で取り付けが義務になっています。」
【旦那】:
「わかりました‥」
―設置後―
【設置業者】:
「これからは、ガスの契約と電波送信器の設置はセットになります。そのようにお考え下さい。」
(※明らかに不満をあらわにしながらの捨てゼリフ)
【旦那】:(呆然)

この一部始終を聞いた瞬間、私が冷静に思ったことは、ひとつです。
「死ねってこと?」
「死ね」という法律ができたってこと?
スマートメーターの設置を義務づけるような法律は、私のような存在にとって「死ね」と言っているのと同然です。
「いいから死ね」
「ジワジワ死ね」
「生きるな」
もし、それが法律だと言うのなら、そんな感じの法律です。
ひどい話ですね。
しかし、少し前に私が確認したときは、まだまだ「死ね」という法律などはできていない様子でした。
私は「死ね」と言われると困るので、この手の情報は時々確認するようにしていたのです。
ですから、まず最初に思ったことは、「その法律、本当?」という疑いMaxの気持ちです。
疑いMax120%の気持ちで、私は二つ折り携帯電を用意し、すぐにガス会社に電話しました。
「一体いつ、『お前みたいなもんは死ね』という法律ができたのか?」を、ガス会社にきちんと確認しないといけません。

さて、そこからが怒涛の展開です。
まず最初に、1回目の電話の窓口となった、ガス会社のオペレーターさんは、かなりいい人でした。
私は長らくこういう体質なので、感情的にならずに淡々と事情を説明することに慣れきっていましたが、電話口のオペレーターさんはその内容に驚いたらしく、「えっ、、それは‥毎日がすごく大変なんですね・・、、た、大変ですよね?」と衝撃を受けていて、逆にびっくりさせられました。
大抵の人は、
「あっそ。で?」
みたいな反応ですので、「自分の状況が理解されるかも‥?」という淡い期待は、遥か昔に捨てています。でも、理解される・されないは別にしても、あたたかい心を持っている人もいるものだなと、ありがたい気持ちになりました。
そして、私は
「ガスのスマートメーターの設置が『法律で義務付けられている』と伺ったのですが、それは何という名称の法律でしょうか?詳しく調べたいので教えていただけますか?」
との質問をしました。
それに対して、オペレーターの女性は、今知り得る情報を誠実に教えてくれました。
まず、ひとつ目の事実として
「スマートメーターの設置は、社内での業務の効率化のために設置する方針になったものでございます」
とのこと。
なるほどね。やっぱり「社内での業務の効率化」だよね。
いかにも納得できる回答ですし、それを聞く分にはスマートメーターの設置方針は【法律】とは関係がなさそうに思えます。
そして次の瞬間、なんとなく私は、頭の中ですべてのピースが繋がった気がして、オペレーターさんにこう聞いてみました。
「もしかして、以前から契約していた古いほうのガスに、スマートメーターが繋がっていませんか?
ガス会社の担当者さんには、『ここは電波が繋がらないからスマートメーターは使わない』と言われていたので安心していたのですが・・少し前から心臓の症状などが出ていて、おかしいと感じているんです‥かくかくしかじか・・etc」と。
それを聞いたオペレーターさんが調べてくれたのち、返ってきた答えにビックリです。
「お客様が以前からご契約されているほうのガスは、2023年10月22日よりスマートメーターの接続が繋がっております」
わーーぉ!
ビンゴです。
私がちょうどスマートメーターの体感を感じ始めたのも、2023年10月某日だったのです。悔しいことに厳密な日にちまではメモしておかなかったのですが、確かにちょうどその頃に私の体感が始まったのでした。
つまり、その日から約3カ月半、またしてもスマートメーターと一緒に暮らしてしまったわけです。
どうやら機器自体はその日より前に取り付けられていたようのなですが、接続が「ON」になったのがその10月某日だったとのこと。
要するに、「使いません」と言っていたのに、その後、契約者に了承を得ないままスマートメーターをくっつけて、承諾なしに「ON」にしていた、という流れがあったことが判明しました。
家を留守にしている間に取り付けられたら確かに気づきませんし、検針員の方が黙って取り付けて帰ってしまっても、やはりわからなかったことです。
実際にその機器を確認してみたところ、素人からするとスマートメーターとは思えないようなツルンとしたプラスチック製の小さいポーチのような形状でした。(写真を撮らなかったのが残念!)
しかも、接続が「OFF」のままぶら下がっていた期間があったせいか、すでに薄汚れて馴染んでいたので、怪しい物だとは気づけませんでした。
まさか、それらしいデジタル機器とは思えないような代物がスマートメーターだったとは。。
私がネット上で見たスマートメーター製品とはけっこう違っていましたので、メーカーによって様々な見た目・形のものがあるんだなと知って勉強になりました。
しかも!
オペレーターさんの口から出た次の言葉を聞いて、私はさらに失笑しました。
「こちらのスマートメーターのデータ送信は、1日に1回です」
出た~‥!
1日に1回!
自分の体の正直さには、改めておそれ入りました。
しかし、同時に血の気が引いていく思いでした。
ここ3カ月半、古いガスにはすでにスマートメーターが繋がってしまっていて、さらにら新しいガスにも、さっきスマートメーターが取り付けられた状況。。
自分はちょうど今、この2台のスマートメーターの間にサンドイッチされている位置に立っているんだ・・と実感して、「こりゃあ、まずいぞ~‥」と思いました。
そして、法律の件については、詳しく調べる必要があるので、私の地域の担当者さんが折り返し連絡をくれるということになり、そのオペレーターさんとの会話は一旦終了になりました。
ようやく事実が判明してきましたが、とにもかくにも今は「法律の確認」が先決です。
どういう法律なのか?
正式名称は何という法律なのか?
いや待て、それは本当に法律なの?!
単なるガイドラインではないの‥?
などなど。確認しなければならないことは山ほどあります。
そして、そこからがまた紆余曲折です。
その後、お電話をくれた地域の担当者さん(男性)は、スマートメーターのあれこれについてさっぱり意味が分からないらしく、事情をイチから理解してもらうのに、かなり時間を要しました。
しかも、その男性職員は、いったい何を話しているのか聞こえないほどモゴモゴと小さな声で話す上に、どうやら何かをやりながら片手間で話しているようで、口元が受話器部分からしょっちゅう離れてしまって、何を言っているのかよく聞こえません。
そのことを相手にお伝えすると、5秒くらいはちゃんと口元を直してくれるものの、またすぐにモゴモゴ状態に戻り、さらには人としての態度が悪すぎる・・
さすがに私も、堪忍袋の緒がキレそうになりました。
相手は、ギリギリ・スレスレで「●●っすよねぇ?はぁ、」と敬語で話してくれていましたが、完全に上から目線のスカした態度でひたすら間違ったことをしゃべり続け、勘違い発言を連発した上に、こう言いました。
「つーかぁ、スマホは大丈夫なんスか?」
この一言で、私の中のストッパーが爽快なまでに外れてくれました。
会話はキャッチボールですからね。
ひたすら相手がふざけた態度でくるなら、いくら自分がきちんとした大人の態度で丁寧に接しようとも、私も自然と相手にマッチした素養が出てしまいます。
「つーかぁ、っスか?」
と同じトーンで返していいっていうなら、私がそれをやったときに誰より最強であることを、この相手はまだ知らないのだ。
しかし、私はそんなことを頭で考えるまでもなく、ストッパーが爽快に外れてしまったおかげで、切れ味抜群のタメ口で、バッサバッサと言ってやったのだ。
というより、反射的に口から出てきて止まらなかった。
「ちゃんと調べないと大変なことになってしまうのは、そちらの方なんだよ。いいかい?」ということを、相手に伝わるように教えてあげる必要があったのです。
そんな歯切れの良すぎるバッサリとしたキレ味が、相手にとっては目が覚めるようにわかりやすかったらしく、今度はまるで「ピッ」と敬礼するかのように、「はっ!わかりました。調べますぅ~」となりました。
その頃になると私は、「調べますじゃねーよ、そんな法律ないだろーが」と確信し始めていましたが、ようやく相手に話が伝わったので、ガス会社さんの調査を待つことにしました。
この電話のあと、私は衰弱してぐったりしてしまいました。
なぜならば、相手のお兄ちゃんがいくら言っても声が聞こえるようには話してくれないので、仕方なく自分のボリュームがMaxになっているのか?を確認するために携帯電話に近づいてしまい、音量画面を確認してしまったのが運の尽きでした。
しかも、私のほうの音量はもともとMaxだったので、それ以上は上げることもできず、ひたらすらガス会社の兄ちゃんがモゴモゴやってただけだったという、ただの災難でした。
電磁波過敏の症状が強く出てしまい、頭痛を通り越して脳が焼ける感じになってしまいました。
「今日はもう、これ以上の電話はムリすぎる・・(泣)」
ということで、それ以降の電対対応は旦那さんにバトンタッチ。
ガス会社のお兄ちゃんに分かってもらうのに苦労しすぎて、法律の件がどれくらいで調べがつくのか?を確認しないまま電話を切ってしまったので、旦那さんがサポートセンターに聞いてくれることになりました。
「調べるのにどれくらいかかるのか?」を確認するのは重要です。
なにしろあのお兄ちゃんは、私がガスの契約をお願いしてから、まるまる2カ月間も何もせずに放置していたという、輝かしい実績をお持ちなのだ。
「調べますぅ~」と言われて、また2ヵ月も放置されたら、今度こそたまったもんじゃない。
そういうわけで、旦那さんが率先してカスタマーサポートに尋ねてくれることになりました。
しかし、今度は打って変わって、カスタマーサポートの雰囲気が変わったようです。
オペレーターさんも、地域の支店の職員さんも、3人話して3人ともに
「お答えすることはできません」
「私にはお答えする権限がありません」
の一点張り。
どんなにちょっとした質問でも、質問内容を変えても、今度は一切なにも答えてくれなくなってしまったのです。
「お答えする権限がありません」
を繰り返されるのみ。
私の旦那さんは真面目な性格なので、相手のロボットのようなオウム返しには、地味~に凹んだ様子。
でも、そういう回答になるということは、ようやくこちらの事情が伝わったかな?とも思いました。
会社の方では、電話の内容をすべて録音しているはずです。
私の言っている内容が「やばい内容のやつだ‥」と理解できる人が聞けば、「下手なことは言えない」という風になるはずです。間違った対応をして裁判にでもなったら、企業としては大打撃です。
私はこういう時こそ「録音上等!」と思って誠実に話していますから、事実の重みが伝わったらいいなと思いました。
さて、待つしかないと言われて、1時間待てばいいのか1カ月待てばいいのかも不明な中、ありがたいことに数時間後、意外と早くに折り返しの電話がかかってきました。
ガス会社の回答としては、
「結果といたしまして、
今日訪問した当社の者が、
不用意に不誠実な発言をしたということになります。
簡単に言えば、嘘をついたということですね……。
その点に関しまして、K様にはご迷惑をおかけいたしました。
謝罪させていただきます。」
とのこと。
ぅわ—-お!
ただの嘘でした!
まさかの「ただの嘘」だったという。。。笑
もう、勘弁してよ。。
いい大人が「法律」だの「義務」だのと、それらしい言葉を乱用して、堂々と嘘を言い放つとは。。
しかも、「嘘」というより、むしろ「脅し」に近かったと思います。
その電話のあと、なんと感動的なことに、お話のよく分かるきちんとした職員様が2名来てくださり、当日中にスマートメーターを取り外しに来てくださいました。以前から契約していた方も含めて、ふたつとも取り外しです。
これで、どれだけ私の心臓が安堵したことか‥!
紆余曲折ありましたが、当日中に全部解決!
その日以降、あのイヤな症状群は、またしてもスッキリ消え去ってくれました。
取り外しに来てくださったガス会社の職員さんが言うには、
「この機械がついていると、何かあったとき、緊急時にこちらから遠隔で復旧することができるものなんです。そこらへんのことを思ってか、うちが頼んでいる業者が、安全を確保するためだとか言って、強気に出ちゃったんでしょう。できるだけ多くのお宅に取り付けてもらえるよう頼んであるので、そのせいだと思います。」
とのことでした。
つまり、「ガス会社の下請け業者が、強気に出た」という、ただのゴリ押しの結果だったのです。
設置件数によって自分の報酬が増えるだとか、そういう裏事情があったのかどうかは分かりませんが、「義務であり、法律であり、これをつけないとガスが使えない」などというのは、大ウソつきもいいところです。
「なぜそんなことを言った?!」
という、嫌がらせレベルです。
しかし、こういった平気で嘘をつく人が実際にスマートメーターの設置を強引に行っている事例もあるのだという、いい例なのではないでしょうか。
いくら強気に押されても、私たちにはそれを断る権利がちゃんとあるのです。
なぜなら
おそらく小学生でも知っていますが、「法律」と「計画」はまったく違うのです。

「計画」が決定されたからといって、それは「法律」ではないのです。
パンデミックを起こす「計画」、
スマート社会に移行する「計画」、
そんな計画に参加する「義務」などありません。
不参加でいる権利は、誰にでもあるのです。
「法律」だとか「義務」だとかいう脅しの言葉を乱用する人は、おそらく自分がいったい何をしゃべっているのかさえ、自分でも理解していないのだと思います。
言ってみれば、スマートメーターの設置を業者に委託しているガス会社の職員さんたちですら、それが法律なのか? 国のガイドラインなのか? それとも単に「企業の方針」や「業界のムーブメント」なのか?・・などを明確には答えられないまま、流れにのまれるがまま仕事としてやっているという状況は否めないのでしょう。
だからこそ、ガス会社の人も「法律の件を調べるのに時間がかかり、非常に手間取ってしまいました」と言っていたのだと思います。
スマートメーターをつけようとする側も、勝手に取り付けられて困っている方も、両方ともに落ちていることにも気づかない落とし穴に、いつの間にか突き落とされている状態、それが今の社会全体の状態なのだと思います。
この諸悪の根源にまつわる諸問題を知っていくために、以下のテーマをまだ掘り下げていない方がいらっしゃいましたら、まずそちらをチェックしていただくことを強くおすすめします👇
今回は、2024年初頭にキャンセルした、わが家のスマートメーターにまつわる体験談でしたが、日本全国&世界中で、思い思いに自分の断り方で断っている方々は、たくさんいらっしゃると思います。
わが家の場合は、極端にひどい下請け業者に当たってしまいましたが、普通の良心的な業者に当たった方々なら、なんの苦労もなくすんなりとお断りできているようです。
電気のスマートメーター、
ガスのスマートメーター、
そして「デジタル田園都市構想」の受信機&アンテナ、
ぜんぶ、お断りできるのです。
たとえ、私のように極端に強気な相手に当たったとしても、結局は大丈夫なのです。
そしてこの先、水道の検針がスマートメーターになる日が来るなら、もちろんそれもお断りする予定です。
また、私の場合は一軒家の例ですが、お住まいの形態がマンションやアパート、集合住宅や団地の方であれば、問題への取り組み方が違ってくる部分もあるかと思います。
Wi-Fiであれ、スマートメーターであれ、自分のところのテリトリーのみ「接続オフ」にすることはできても、さらなるカギは、周囲との問題意識の共有になるかもしれません。
メーターが設置されている位置によっては、入居者の誰かに大きな負担が偏っているケースもあるからです。
いずれにせよ、マンションやアパートでの課題に取り組めるのは、それとご縁のある暮らしを送っていらっしゃる当事者の「特権」です。
私たちは、ぞれぞれ各自が暮らしているフィールドで、この問題を身近な人たちと深く話し合う時間を持つことが、とても大切なのではないでしょうか。
なんと言っても、体が繊細な人であるなら、「スマートメーターを断るのは気が引ける‥」などと心理的に遠慮している場合ではないのです。
遠慮して、死んでいる場合ではないのです。
自分の命に何かあっても、その命の重みに見合う分だけ、社会に真実が伝わるような正直な世の中にはなっていないのですから。命を無駄にせず、自分らしく生きて、生き証人になる方がずっといいのではないでしょうか。
逆に、まったく具合など悪くならず、スマホもLEDも柔軟剤も何でも平気な強さをお持ちの方であれば、その強さをそれこそ今後も末永く保てるように、ご自身の正当な権利を大切にしてみませんか。
あなた自身がもっと幸せになるついでに、ほかの誰かのことも同時に守れるのだとしたら、とても素敵なことではないでしょうか。
世の中には、まともに電話もできず、歩くのも喋るのも寝るのも辛い人たちがいます。
でも、強いあなたがさらに自分のことを本質的に大切にすれば、それはその分だけ誰かのことを守れる強い「盾」となるのです。
あなたが、ただ生きてくれているだけで。
そして、この内容に「共感はするけど、何もできない気がする‥」と思う方なら、まずは自分のことを深く大切にされてください。
身動きが取れないほど心が固まっているのなら、あなたはとても疲れているかもしれず、もしかしたらたくさん傷ついているかもしれず、そんな参っていたり弱っていたりする自分を、まずは深く大切にして、癒していくことに力を注いでみませんか。
あなたらしい笑顔で、元気に笑えるようになるまで。
そして、心がやわらかくなったら、ぜひもう一度この問題を考え直してみるために、どうぞここに戻ってきていただけたら嬉しいです。

私たちひとり一人は、無自覚から脱することができる存在です。
脱する力を、ひとり一人が自分の中に持っています。
そして、スマートシティは、ひとり一人がつくるものです。
「ひとり一人がつくるもの」だなんて、毎日スマホと一緒に暮らしている私たちにとっては、聞きたくもない耳の痛い言葉かもしれません。
その点は、共感しないでおきたいところかもしれません。
ですが、ひとり一人がつくるものだからこそ、ひとり一人が壊せるものでもあるのです。
スマートシティ・ブームというのは、災害が起きた際(または起こされた際)に、それを機に産官学が一体となってそのムーブメントが盛り上がっていくという、一定のパターンがあります。
振り返ってみると、ちょうど「第一次スマートシティ・ブーム」が起こったのは、311・東日本大震災の前後の時代でした。震災のあとの復興時に、新生活をクリエイトするものとして、ブームのピークを迎えたのです。
しかし、それは徐々に失速していき、その後はめでたく勢いを失いました。
そして「第二次スマートシティ・ブーム」は、みなさんもご存知の通り、言わずと知れた2020年前後から急速な盛り上がりを見せています。
偽コロナパンデミックが、格好の原動力となったのです。
そして今回は失速するどころか、産官学 + 私たち個人個人を大いに巻き込みながら、みんなでスマート社会に向かって突き進んでいる真っ最中です。
今もまさに、世界では《災害》続きで、盛り上がりの絶頂期の渦中にいます。
「破壊のあとの創造」は、物事をスマート化させる絶好の機会となるからです。
だからこそ、わたしたちの【今の選択】が大切で、最重要事項なのです。
スマートシティは、私たち一人一人が、私生活や職場で「スマート化」させている自分のパートをやめていくことで、機能停止に追い込めるものです。
今現在、スマホをご愛用の方でさえ、しかるべき設定をし、しかるべきケーブルを準備し、電源のオンオフの自己管理をすれば、その瞬間から「スマート社会の一員」から脱退することだってできるのです。
ご自宅でも、快適にインターネットを楽しめるよう、有線接続ルーターを準備し、しかるべきケーブルを準備し、電源のオンオフを管理すれば、スマートハウスはすぐにでもやめられます。
今できることは、本当はむずかしいことではないのです。
というより、私たちが本当にインターネットを楽しみたいのなら、そもそも有線接続の安定性とスピードは、Wi-Fiよりはるかに快適で優れていますから、動画・音楽・ゲーム・アニメ・ショッピング・スカイプやズームなどをストレスなく楽しみたいなら、有線にしない方がもったいないのです。
そういう様々な意味でも、以下の短い言葉の中に「問題の本質」と「解決方法の本質」がすべて詰まっていると思います。
動画を切り抜いてみたので、ぜひこの一コマ(1分39秒)をご覧ください!
日本人は、「和」を大切にする協調の精神を持っているからこそ、大きな流れには黙って乗ってしまいがちで、「人と違うことを選択するのは気が引ける‥」という潜在意識が非常に強い国民性を持っていると思います。
ですが、その「和」というのは、いったい何なのでしょう?
誰に押し付けられた「和」なのでしょう?
メディアは常に嘘をつき、悪質なシナリオを私たちの頭に植え付けてきます。
「自然は恐ろしい猛威をふるうものだ」という観念をすり込み、あらゆる洗脳で私たちを縛り、みんなでスマート社会に移行することが善であり最善であり当然であるかのような価値観を、ギュウギュウに押し付けてきます。
それに乗るのが、「和」ですか?
これは、ひとり一人が胸に手をあてて、自分の心に深く確かめてみる必要がある問いです。

人間も動物も植物も虫も、ひとりひとりがそれぞれ自分の命を輝かせる器を、そこに用意できる地球であってほしい。
地球は本来、それを用意してくれていて、そもそもがそういう場所であり、地球自体は常に脈々とそうやって営んできました。
その健全な営みを根本から壊しているのは、スマートシティをつくっている私たち人間自身の生き方です。
こんなにも壊す力を持った私たち。
大切な地球を壊すのではなく、自分が担っているスマートシティのパートを壊せる勇気を、どうか持てますように。
2025年3月
Etsuko @Bio Sinfonia

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