愛する家族に、ネオニコチノイド?
最近、無料の動画サイトを見ていると、
あまりにも可愛いワンちゃん・ネコちゃんのCMが流れてきます。 「可愛いな~」
と、ほっこり眺めていると・・・ ペットの「マダニ駆除剤」のコマーシャルだったりします。
『ミツバチの大量死』を招いているこの成分が、ワンちゃん・ネコちゃんにとって「安全性が高い」と謳われてしまうのは、一体どういうことなのでしょうか?
ネオニコチノイド系農薬は、あらゆる危険性のため、
ヨーロッパ各地では大急ぎで使用禁止の流れに向かいましたが、
日本では逆に規制がゆるくなり、消費が加速されてしまいました。
日本の市場では、「農業」の分野に使われるだけでなく、 ・ペットの虫よけ ・ガーデニング用の薬剤 ・コバエよけ・ゴキブリ駆除剤 などにも使われていて、誰でも気軽にその辺で買うことができてしまいます。
☆参考商品としては、以下のリンクが分かりやすいですが↓
こちらに載っていない物もあるので、文末に私のまとめも添付いたします。 https://www.greenpeace.org/jap…/…/news/blog/staff/blog/48766
ワンちゃん・ネコちゃんは、地面に近いところを歩くため、人間よりもマダニが付きやすいですが、その日その日で体をなでてあげて、何か付いていないかチェックし、もしマダニがついていたら、ピンセットで取り除いてあげることができます。
大切な家族に、あらかじめ薬剤をつけておかなくても、
かまれたら噛まれた時の対処をすれば、物事はとてもシンプル。
逆に、薬剤だけをつけて、マダニを取ってあげない・・というのは、本末転倒です。
いくら体に薬剤をつけておいたところで、ダニにかまれる時は、かまれてしまいます。
それが、「ダニ」という生命の強さでもあります。
一方、大切な家族をなでてあげてスキンシップをしながら、
ダニがいたらピンセットで取ってあげることは、われわれ人間の強さです。
愛する家族をなでなでしながら体をチェックして、
もし何かが付いていたら、取ってあげるー・・
全身全霊で愛を送り続けてくれる家族に対して、
人間がお返しできる、最高の愛情のカタチなのではないでしょうか。
もしも、ご家族のワンちゃん・ネコちゃんが
「なんだか元気がないな・・」
・・と感じたなら、【ダニ・ノミ駆除剤】などを使っていなかったか?を、チェックされてみてはいかがでしょう?
農林水産省のリンクから色々と辿っていくと、「副作用情報」というページを閲覧することが出来ます。
副作用の例を見てみますと・・・ 「イミダクロプリド」が成分の商品(ネオニコチノイド系)では、【脱毛、元気消失、半日嘔吐、全身掻痒感、腹部が赤くなる、チアノーゼ、死亡】・・などの副作用が報告されています。
このような急性症状は分かりやすい例ですが、
少しずつ衰弱しながら徐々に弱っていくケースや、
じわじわと臓器が蝕まれていくケースなどは、
飼い主様が「それ」と「これ」との因果関係に気づくことさえ難しいかも知れません。
酷暑の中、毛皮をまとったワンちゃんたちは、
人間よりもずっとずっと暑さに弱いと言われています。
その理由は、人間のように汗を出す「汗腺」を持っていないからでもありますが、
「汗腺」がないということは、つまり『有害な化学物質を汗腺から排出することが出来ない』ということでもあります。
だからこそ私たち人間が、愛する家族をちゃんと気遣ってあげたいですね。
(もちろん動物だけでなく、「化学物質過敏症」の方々も、たいへん救われるという現実があります。)
それでは以下、ご参考ください。 ===商品名==== <ネオニコチノイド系> ・アドバンテージ(成分:イミダクロプリド) ・フォートレオン(成分:イミダクロプリド) <フェニルピラゾール系(※)> ・フロントライン(成分:フィプロニル) ・マイフリーガード(成分:フィプロニル) ・プラク‐ティック(成分:ピリプロール) ※・・「シロアリ駆除剤」や「ゴキブリ駆除剤」と同様の成分。
フランスではミツバチの大量死の原因として、2004年に販売禁止になっています。
ネオニコチノイドと同様、浸透性の殺虫剤です。 ==========
最後までお読みいただき、ありがとうございました。 心より感謝を込めて。
---Bio Sinfonia---