日焼け止めの嘘―「本能」という大自然に教わる生き方
- Bio Sinfonia
- 2024年7月22日
- 読了時間: 9分
更新日:2024年12月3日

いよいよ、夏まっさかりの日本です。
空から降り注ぐ光と、地上の生命とが相思相愛の信頼関係の中、命の営みが芸術的なレベルに達しています。

一方、人間界では、太陽の恐怖や夏という季節の恐ろしさが、毎年しつこく刷り込まれ、「夏が来てからでは遅い。春先からしっかり日焼け対策をしよう」と教え込まれます。
みなさんは、それについてどのように考え、どのように行動されていますか?
今日は、そんなタイムリーな話題である「日焼け止めの嘘」について教えてくれる、Dr.サム・ベイリーの翻訳動画です。
貴重な内容が詰まっていますので、夏が終わらないうちにぜひご覧くださいね。
(サブスタックからご覧になる場合はここをクリック)
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さて、ここからは個人的な話になるのですが、私自身が初めて日焼け止めを使い始めた日のこと、そしてやめた日のことをシェアしてみたいと思います。
というのも、自分の中ではとても印象深い出来事だったので、その体験から学んだ教訓を今でも覚えているからです。
私が初めて日焼け止めを塗り始めたのは、15歳の中学生の時でした。
ある日のこと、太陽の恐怖とそれがもたらす人体への害について書かれている雑誌の記事を読んだ私は、中学生ながらに衝撃を受け、「これからは日焼け止めを塗らないと、将来大変なことになっちゃう!」と、心底危惧したのを覚えています。
それで私は、自分のお小遣いで、初めて日焼け止めクリームを買ったのでした。
おそらく当時の私は、同世代の中では誰よりも早く、この間違った情報を先取りしていたと思います。
私は、ど田舎の中学校に通っていたので、私以外は誰も肌に日焼け止めクリームなど塗っている生徒はいませんでした。たぶん当時は、先生でさえ日焼け止めなど塗っていなかったかもしれません。
初めて日焼け止めを塗って登校した日は、友達から「なんで今日、顔が白いの?」と心配されましたよ。
もちろん、一人ではなく何人かに「なんで顔、白いの?」といちいち聞かれるわけですが、その度に「これ、日焼け止めでね..」と自分なりに深刻な気持ちで説明していたのを覚えています。
あまりにも純粋な中学生・・・今思い出すと、なんだか可哀想になってきますね。
当時、私を真似して日焼け止めを塗り始めた友達は、誰もいなかったのが救いです。
そうやって使い始めた日焼け止めだったわけですが、それに対して、だんだん不信感を抱き始めたのは、その数年後のことです。
こんなに律義に日焼け止めを塗っているというのに、日焼け止めを塗り始めてしばらく経つと、肌がすごく心配な状態になるというのを、毎年繰り返していました。
中学生や高校生だった頃は、よくわからないまま適当に塗ったり塗らなかったりしていたわけですが、やがて知識をつけて「正しい塗り方」でUVケアをし始めるようになると、逆にトラブルが起きるようになってきたのです。
具体的には、「ほくろのようなもの」ができるという現象です。
日焼け止めを塗り始めて1~3カ月後には、それまで全くなかったはずの「ほくろのようなもの」が、顔やら首やらに新しく出現してくる現象です。
それまでは何もなかったツルンとした肌に、ホクロのようなものが生まれいでる現象は、自分にとっては本当に驚かされる体験で、鏡を見ながら「えぇっ?なにこれ?」と、ひとつ増えるたびに驚愕していました。
このペースで、このまま毎夏「ほくろのようなもの」が増えていくとしたら、10年後には、顔じゅうが「ほくろのようなもの」で埋め尽くされるのでは?と先行きが不安にもなりました。
最初は、「こんなに日焼け止めを塗っているのに、どうして?」と動揺しましたし、「もし日焼け止めを塗っていなかったら、もっと大量のホクロができるってこと?」とも悩みました。
でも。
そんな不安も、やがて「もしかして、コレを塗ってるせいじゃないの?」という疑いへと推移していったのです。
いつ、どのようにして肌に異変が起きてくるのか?
肌の状態は、何をすると悪くなって、どうすると良くなっていくのか?
そのようなことを冷静に観察していくと、いつかは辿り着いてしまう「コレのせいじゃ‥?」という単純な疑問。
その疑問が真っ当であるかのように思えた時、私は、
「もうワンシーズンだけ日焼け止めを塗って、それでもやっぱりホクロのようなものができるとしたら、もう日焼け止めを使うのをやめよう」と心に決めました。
たとえ、ホクロが増える原因が「コレのせいではなかった」としても、塗っておきながらそんだけ大量のブツが生成されてくるのなら、「そんなもん塗らんでいいよ!」とも思えたからです。
それに加えて当時は、もう顔に何かを塗ることについて、だんだんうんざりし始めてもいました。
朝起きて、顔に塗った分だけ、夜になれば「それ」を落とさなければいけなくなる・・
中学生だった時は、顔が白いまま無邪気に登校できましたが、大人になってくれば、日焼け止めによるテカリや白浮きを抑えるために、その上からまたメイクでカバーしなければいけなくなる・・。
それらを使えば使うほど、一日の終わりにそれらを落とす際、排水口からケミカルの汚水が地球の自然界へと染み込んでいくわけで、そんな行為を繰り返している自分がほとほと嫌になり始めていました。
自分が流したものが大地に染み込み、海に辿り着き、あらゆる美しい動植物の体内へと行き着くことを、たった一度でも実感してしまったら最後、自分の暮らしの中に散りばめられている自然界を痛めつける不毛な行為が、自分にとっても苦痛で仕方なくなってきます。
そんな苦痛な気持ちで、最後のシーズンも、例年のようにしっかり日焼け止めを使用し始めました。
するとやはり、約1~2カ月後には見事に「ほくろのようなもの」が顔や首に出来上がってきたのです。
「あぁ、間違いない。コレのせいだ!」
と、私は清々しい気持ちになって、完全に悔いのない気持ちで日焼け止めをやめたのでした。
当時、22歳頃だったと思います。化学物質過敏症を発症するだいぶ前のことでした。
それ以来、日焼け対策は、サングラスと帽子に変更。
もちろん、日陰に行ったり、太陽を背に向けられる時はそうする、という単純な行動で解決する時はそうします。毎年、なにか新しいものを買い足す必要すらありません。
しかし、驚いたことにです。
なんとその翌年から、その「ほくろのようなもの」ができる現象が、ピタっと止まったのです!
夏が終わっても、1個もできていない。
なにも増えてない。
もう大喜びでしたね。
それだけでなく、日焼け止めを塗らなくなって2年経っても、3年経っても、5年経っても、新しい「ほくろのようなもの」は、まったく出来上がってこないではありませんか!
驚きでした。
「え、まじで?まじでアレを塗ってたせいだったの?!」と毎年毎年、増えないホクロに驚かされながら、そんな風に驚きの気持ちを重ねていきました。
そして、日焼け止めを塗らなくなって10年経った頃には、もうすっかり「あの太陽の恐怖をあおるホラーストーリーと日焼け止めの件って、詐欺だったんだな~」と確信していました。
そして今、日焼け止めを塗らなくなって、何年経ったかな?
15年、20年、20数年・・・
(今、時の流れを指折り数えてるこの瞬間が、なによりのホラーですけどね)
日焼け止めを使っていた期間、私の顔と首には「ホクロのようなもの」が増えていき、最終的には合計12個にまで達しました。
あまりの急激な増え方に、一時期は「ホクロを数えると増える」というジンクスさえ信じそうになったくらいです。
でも、日焼け止めを塗るのをやめた年から、その数はピタッと止まったのです。
もしかすると、日焼け止め以外にも、「もう自然を汚染するのは嫌だ」という自分の魂が叫ぶような気持ち、自分の本能が自分の愚行に耐えられなくなった魂の叫びが、私の生き方に散りばめられた様々な毒をやめる力になり、いろいろな部分が変わったからなのかもしれません。
私たちの身の回りにあふれているドラックストア的な商品は、科学的な正論を唱えているようでいて、実際には「綺麗にパッケージングされた毒物の変化形をセールスされているだけ」といった、経済活動の成れの果てのゴミであるケースが多いです。
お肌のトラブルは、wi-fiなどを通した電磁波によっても引き起こされるのは、前回の動画でもご覧いただけたと思いますが、やはりこのシーズンは特に、虫よけグッズ・蚊よけ商品・ダニ退治・衣類の防虫剤などの家庭用農薬にも、非常に気をつける必要があります。
なるべく、そういったものとは無縁の人生を送っていきたいものですね。
まずは、自分自身が気持ちよくやめられるところから。
害になる商品を捨てた分だけ部屋が広くなり、室内の空気もよくなり、無駄な出費はなくなってお金が増え、それにかけていた時間や労力も要らなくなるので、自分のエネルギーを有益なことに使えるようになります。
まさに、いいことづくめです。
「オーガニックで自然に優しい暮らし」は、セレブになればできるロハスな生き方ですよといった、ちょっと筋違いなイメージのすり込みがメディアを通して行われてきたような気もしますが、本当に自然に優しい暮らしというのは絶対にそんなものではありません。
実際には、とても簡単でシンプルなものです。
ただただ、自分に優しく生きればいい。
そこが本質です。
あなたと自然は、別々のものではない。
あなたが自然なのですから。
だから、自分に対して毒を盛るのをやめること。
あなたが、今のあなたを生きるこの人生は、想像以上にあっという間に過ぎていきます。
だから、自分に毒を盛ったりして命を縮めている場合ではないのです。
毒を選ぶのをやめて、自分のことを本当の意味で大切にできたら、きっと太陽の光のようにパワフルに好きなことに挑戦できるでしょうし、自然体で充実できる今を生きられるようになるはずです。
そんな力が、自然と湧いてくるはずなのです。
太陽が私たちに無償で与えてくれるものは、なにも「ビタミンD」だけではありません。
それは、数えられないほど無数にある恩恵のうちの、人間が科学を切り口にして執着している、ある一点の見方です。
それもいいのかもしれません。
でも、朝日が昇るたびに、
「ありがとう。私もあなたのように生きたい」
と、そうやって毎日全力で太陽に手を伸ばしていく、野生の生命の姿を見ていると、人間界で常識だとされていることが根本的な次元から狂っていることに、度々ショックを受けます。

両者のギャップにショックを受けるくらい、本当の自然界というのは、圧倒的な真実をもって、美しいです。
あなた自身も、そんなショックを受けるくらい、そもそも美しくて力強くて感動的な存在なのだと実感できたら、きっとその瞬間から人生が輝くはずです。
圧倒的に美しい生命たちが、憧れる存在-、「太陽」。
まずは、そんな太陽を恐れる気持ちから自由になり、次に自分の中からどんな気持ちが自然と湧き上がってくるのか?を、実際に体験してみませんか?
自分の本能の叫びに心を傾けてみた時、どんな行動へと駆り立てられ、どんな生き方へと繋がっていくのか?
あなたの内側の大自然から湧き上がってくる太陽のようなエネルギーを、あなた自身の中でじっくりと体験されてみてくださいね。

今日も、最後までお読みくださりありがとうございました!
暑ささえ凌駕する、熱い日々を。
元気にお過ごしください!
Bio Sinfonia

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