人間の異常行動と薬物問題----【号外】
- Bio Sinfonia
- 2015年8月8日
- 読了時間: 2分
更新日:2月5日

「人間やめますか?それとも、覚せい剤やめますか?」
‥というキャッチコピーがありましたが、今や、人間をやめるためには『そうしたヤバい物』の力を、必ずしも借りる必要はなくなってきました。
なぜなら、私たちの日常の何気ないところに、人間の「健全性」を少しずつジワジワと蝕む物質が、散りばめられているからです。
たとえば、お茶。 日本人はお茶が大好きです。
しかしながら、そんなお茶の原料である、 「茶葉」の農薬の “残留基準値”が、すごいことになっています。
それは、EU諸国の【71倍】もの “ゆるさ” に設定されており、 われわれ日本人は、素敵にパッケージングされたペットボトルのお茶から、 これらを安易に摂取できてしまうわけなのです。
農薬の慢性中毒症だった私が、専門医の指導で口をすっぱく言われたことの“一つ”が、「ペットボトルのお茶は、絶対に飲まないで」ということ。
ちょうどその当時は、事故米(残留農薬の非常に高い輸入米が、偽装されて食品に混ざっていた事件)のニュースが世間をにぎわせていた頃でした。
しかし、そんなニュースの合い間には、 事故米の【5000倍もの残留農薬】が許されたペットボトルのお茶のCMが、爽やかに流れているという、支離滅裂な現実。
あれほど危険だと騒がれた事故米と比べても、【5000倍も高い残留農薬】 の基準・・・
そんなめちゃくちゃな基準が、近年さらに、 「今よりも、もっとたくさん農薬が残っていいことにしよう」という、“規制緩和”の動きになっています。
もちろん、茶葉は単なる一例で、 野菜や果物など、あらゆる食品が該当しています。
これらの農薬に加え、 日常の至るところにあふれかえる、「柔軟剤」や「除菌剤」など、 何気ないものから取り込む化学物質の複合作用と、心身への異常現象は、計り知れません。
人間の深い部分の、繊細な歯車を、知らないうちに狂わせていく・・
『もうひとつの薬物問題』 と、私は呼んでいます。
人間の優しさと同じくらい、 人間の異常行動が目立っている・・ そんな『山のような理由』の一つ一つを、 ゆっくりとではありますが、今後もお伝えしていきたいと思います。
それぞれ皆さまのペースでお付き合いいただけたら、 これほど有りがたいことはありません。
お読みいただき、感謝を込めて。
Bio Sinfonia